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2021年4月2日~3日 雲取山

同行者の仕事が片付かず集合場所を発ったのは計画より3時間遅れ。

途中SAで仮眠を取りながら車を走らせる。

「道の駅たばやま」に着いてもまだ目が覚めず10分の小休止。

スタートは計画より1時間半遅れとなる。

本日の行程は5時間弱。のんびり行こう。

 

登山道はミツバツツジが出迎え、落ち葉が積もり足を置くと靴が埋もれる。

落ち葉を踏みしめ、ザクザク音を立てながら歩きだす。

 

誰にも会わない静かな渓谷歩きは沢の音が響き心地よい。

名前の知らない花の群生を見つけ足を止め写真に収める。

可愛いとはしゃいだその花は、あとで調べると有毒植物であることが判った。

 

      「ハシリドコロ」有毒植物らしい

 

GPSで現在地を確認する。

沢や尾根の実際の形と地形図を見比べ合致していると嬉しくなる。

小屋まで橋を何度も渡り、沢を横切る。

 

土砂崩落も所々にあり、トラバースするその道は、足を置くと更に斜面を崩しそうになる。

三度目の沢の音が聞こえてくると、山の陰から小屋が現れた。

見下ろすと、木々のカーテンからテント2張が見える。

 

               棟飾りは牡鹿の頭蓋骨

小屋には薪が積まれ、温かな灯りが漏れる、時間が止まったような懐かしい空間でした。

 

小屋番の「沸いてますので」の言葉に、まずはお風呂に入ることにした。

お湯はまろやかな肌触りで、普段はカラスの行水の私も今回は堪能し、

湯船に出たり入ったりと、しっかりと温まりました。

 

ワンプレートの夕食を頂き、山と酒と温泉を愛する山人との会話がなんとも楽しかった。

お勧めの温泉を教えてもらい、また行きたいところが増えた。

黙々と歩く父と小学生の男旅。山小屋ノートを捲るテント泊の青年。

薪ストーブを挟み、静かに夜が更けていきます。

 

翌朝は霧のような雨が降っていたので、雨カバーを付けた。

小屋番の「崩落個所に気を付けて」との言葉に一礼をして小屋をあとにした。

なるほど、すぐに崩落個所が続き、迂回路もあった。

 

雲取山山頂はガスで眺望無し。

数年前の同じ時期に三峯神社から登り、その時はチェーンスパイクを使ったが

今回は全く雪がなかった。

鴨沢までバスの時間が迫るので急ぎ足で下りる。

登山者で賑わう小袖乗越で手洗いを済ませる。バス停までもう少しだ。

 

前回訪ねた時、地元の方に勧められた「三条の湯」

同行者も本を読んでここへ来たかったらしい。

目的を果たせて本当に良かった。

 

記録者のみちくさに何度も足を止めて、ペースをあわせてくれた供人と

山と温泉と出会った人に感謝したい。

 

4/2 9:38道の駅たばやま~10:51山王沢~12:15サワラ峠~14:37三条の湯

4/3 6:23三条の湯~8:58三条ダルミ~9:40雲取山~10:48ブナ坂~11:53堂所

   ~12:49丹波山村営P~13:06鴨沢バス停

 

                           百名山:T=53/100

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