またまた修験の道で肝を冷やしてきました。
今回は日本三大奇勝や上毛三山のひとつに数えられる妙義山。今は山伏の修行には使われていないようですが、修験に納得のスリルあるルートでした。
金曜晩に集合して中央道駒ヶ岳SAで仮眠し、和田峠を越えて妙義山 中之嶽神社へ。
途中車を止めて荒船山を内山峠から見上げます。メサという侵食によってテーブル状に形成された台地で日本語で卓状台地と呼ばれます。下から見れば航空母艦のようで、上に立つと広い平原が広がっているそうです。日曜に登る予定でしたが天気が思わしくないので断念。今度リベンジする!
妙義山はいくつものピークで成り立ち、ここ妙義公園から見て向かって左が金洞山(画像)、鞍部を挟んで右は白雲山と呼ばれ、最高峰は白雲山の相馬岳。ちなみに妙義山系の最高峰は裏妙義に聳える谷急山だそう。うーん、ややこしい。
この山行の登山口は中之嶽神社。日本最大の大黒天像の前を通り初っ端からの長い階段に息を切らし、行く先の林の中はヒル天国。稜線出るまで足元が気になってしょうがない。先行者が踏んで活発にもがく何匹ものヒル、初めて見た。
稜線に出たら一気に眺望が広がり奇岩の峰々が現れる。ヒルの恐怖からも放たれる。
ここから鎖場と蟻の戸渡りの連続。それはそれは飽き飽きするほどに。岩のペイントは分母が22になってましたが、おそらく鎖場の数。でも、簡単な岩場だけど垂れ下がった鎖を垂直に3〜40m下降する所もあるので気は抜けません。怖かった高度感もさすがに後半は慣れてきました。
季節はどこも紫陽花の頃。妙義山には装飾花(萼)がないコアジサイが咲き乱れていました。
稜線は一般登山者の通行を看板で制していましたが、一般道でもこんな見応えのある箇所も。
それでも鎖場はあるので、子供連れを見てるとヒヤヒヤ。
金洞山をぐるっと回って6時間20分の山行でした。
宿泊は麓の下仁田町にある老舗旅館で素泊まり。
さてさてお楽しみの晩ご飯は上州ポークの「豚すき焼き」を井之頭五郎も来たコロムビアで。名物下仁田葱はオフシーズンでしたが、柔らかいお肉とたっぷりの葱との相性が良く美味しかったです。せっかくなら次は下仁田葱で食べたいな。
翌朝は雨。でも小雨。車を走らせると少し晴れ間も。
天気予報ではすぐに降ることなので世界遺産の富岡製糸場を観光。ガイドさんをお願いして傘いらずで楽しく見学しました。
お昼ご飯に群馬名物「おっきりこみ」を楽しみ、食べ終わった頃には無事に雨。
最後にスーパーで下仁田こんにゃくなど買い物して帰ってきました。