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安全登山への取り組み

事故防止と事故後の対応訓練

・応急手当
・セルフレスキュー
・搬出訓練
・搬出講習
・事故防止の訓練
・ビバーク訓練
・尾根搬出
・雪崩訓練

その他、各種取り組みを実施しています。


読図山行

道迷いと事故防止のために必要な地形図の見方、
コンパスの使い方を読図山行で実践的に学びます。


登山計画書について

山では、下界のように救急車がすぐ来てくれる訳ではなく、
一旦事故を起こしたらその場で取り敢えずの応急処置が必要です。
だからハイカーのパーティでも自分の身は自分で守ることが大前提になります。
応急処置の方法を知っているか知らないかで、以後に大きな違いが生じます。
山に登る前に十分な準備をしましょう。
その中でも計画書は貴方を守る重要な要件です。


計画書はなぜ必要なのでしょうか

計画書は山行を安全に、また楽しく実施する為に不可欠なものです。
計画書の作成は漫然とした登山ではなく、山行の情報を明確にする事に他なりません。
準備段階での参加者全員によるミーティングは重要です。
コースの状況や危険個所の予測、それに適した装備を準備するなど
事前に情報を共有する事が不可欠です。
また、万が一事故に遭った場合、救助の手懸りは山行計画書が頼りになります。
計画書は必要事項をもれなく記入しましょう。


登山計画書作成のポイントは

「第三者が見ても歩くルートや予定行動がわかるようにする」
(万が一遭難しても、捜索・救助する側に立って捜索しやすいように記載する。
 もしもの時素早く発見して貰う為)


計画の立て方は・・・「5W1Hを使って計画する」

 「What」
・・・What for 何のため(登山の目的)
 「Who」
・・・誰が(登山をするメンバーの連絡先や生年月日、血液型、役割等)
 「Where」
・・・どこに(登山する予定のルートとエスケープルート)
 「When」
・・・いつ(登山期間、予備日、行動予定時刻)
 「Which」
・・・どちらに(悪天やトラブルの際どう判断するのか)
 「How」
・・・How to どんな方法で(どんな装備で、どんなやり方で)

※安全登山が達成できるかどうかは、登山計画の段階で半分以上決まるといわれています。
 その日に思いついて登山することは決して「自由」や「冒険」ではなく、「無謀」です。
 山登りは安全管理された場所で遊ぶ「旅行」とは異なり、
 管理されていない危険要素の潜む世界で楽しませてもらう「スポーツ」です。
 そこに入るためには、「意欲(あそこに行きたい、あんな登り方をしたいというモチベーション)」、
 「事前準備(登山計画)」、「トレーニング」(肉体的体力や精神的体力、そして経験)が
 必要不可欠なのです。
 そのため、登山計画書をメンバー同士で作り込む、という作業は絶対に必要なのです。
 計画書が完成したら、次は提出です。


提出先はどこですか

■ 山歩溪山岳会(安全対策委員会)
■ 山域所轄警察署地域課

(入山口の登山計画書届出ポストも可.”コンパス”への提出も推奨)

■ 家族(家族には必ず知らせておいて下さい。)

※提出先の「安全対策委員会」へはメールにて提出


「下山連絡」とは

山歩溪山岳会では安全対策委員が月替わりの当番制で下山確認をしております。
会に計画書を未提出の場合は下山確認の対象外となります。
下山予定日の19時を過ぎると本人への確認、20時から家族への連絡等、捜索救助活動が始まります。

※下山後忘れてならないのが「予定通り無事下界(安全圏)に降りてきた」という下山連絡(携帯メールにて連絡)です。
 これを指定時間内に忘れると、会は「遭難した可能性がある」と判断し
 捜索・救助体制を敷くことになります。下山したら速やかに下山連絡をしましょう。
 最後に、自分たちの登った余韻がさめない(記憶や記録がある)うちに記録を残しておきましょう。
 会報『山歩溪』にも感想などをまとめた山行報告をお願いします。