9月も後半。好天が予想された飛び連休。
月曜に休暇をとって奥黒部周遊コースを歩いてきました。
22時に神戸を出発。2時過ぎに有峰林道ゲートに到着。
前から8台目で仮眠。開門時には最後尾が見えないくらい並んでいた。
折立の駐車場も溢れるほどではなく、先週程の混雑は無さそうだ。
天気は太平洋側に前線があるため南側は雲が多い。日本海側は天気が良く
立山、剱がよく見える。
1日目の行程は薬師峠キャンプ場までの楽チン日程。
テントを設営し、少し色付き始めた木々を見ながら乾杯&昼寝。
この日は70張程テントが張られていた。
山小屋のブログで”初氷”の知らせが出始めていたが、
朝の冷え込みは厳しく、テントは霜と凍った結露で海苔みたいにパリパリ。
2日目は薬師沢小屋を経由して雲ノ平まで。
気持ちの良い青空が広がり気分は高揚する。
順調に薬師沢小屋まで下り、小休止の後、雲ノ平への急登を上がる。
傾斜が緩くなり木道が現れると雲ノ平の端に到着。
水晶岳の荒々しい姿が印象的
天気もいいし、風も無い。時間もあるので祖母岳へ寄り道し、
ボ~っと山を眺める。贅沢で幸せな時間です。
この日は雲ノ平キャンプ場で幕営。
夜も雲が掛かることは無く、満点の星空を楽しみました。
3日目は水晶・鷲羽を経由して黒部五郎小舎まで。
この日も天気は最高。祖父岳からは360度の大展望。
やはり槍は目立ちます。
ワリモ分岐に荷物をデポして水晶岳へ。
2年前に同じルートを歩いた時は雨とガスで何も見えなかったなぁ… (2年前)
頂上からは鷲羽・槍穂高連峰・乗鞍・御嶽の山並みが。。。
同じく2年前は雨風霧で何も見えなかった鷲羽からの眺め。
鷲羽池・真っ赤な硫黄尾根・北鎌尾根・常念山脈と大迫力の景色。
鷲羽を下り三俣山荘へ。
三俣山荘からの鷲羽はかっこいいですね!!
本日は三俣蓮華岳はパスしてトラバースルートを行く。
ルート上に雪田が残っていた。
ここからの景色もすばらしい。(右から鷲羽岳・ワリモ岳・水晶岳・祖父岳)
黒部五郎小舎には15時過ぎに到着。
3日間ともキャンプ場が小屋から離れていたので、発電機の音が聞こえずとても静かだった。
翌朝もとても冷え込んだ。(2年前の7センチ浸水に比べれば天国)
小屋前のベンチには霜が5ミリ程降りていて、文字が書けました。
もちろんテントもパリパリ。
夜明けと同時にスタートして黒部五郎岳へ。
朝陽を浴びた黒部五郎のカールがすばらしい!!
ここも2年前は沢と化した登山道をジャブジャブ歩いたっけ…
今日もお天気最高!!
黒部五郎山頂から、やはり槍をバックにしたくなる…
黒部五郎から東を見ると、荒々しい槍穂高連峰が見え、
西には薬師岳へと続く、しなやかな山容の赤木岳・北ノ俣岳が見える。
緩やかなアップダウンを繰り返し、太郎平へ帰還。
折立まで2時間強の下りで、天気に恵まれた4日間の周遊山行が終わりました。