9月24日は昼から雨の予報となり、気分はとてもブルー。
次回の参考になるように、行ける所までと、気持ちを入れ替えて、出発。
前日、下見をしたので、アイゼンの装着場所、外す場所も決めていた。
奥穂高岳南稜は、ルート選定がなかなか難しい。
明瞭な踏み跡はないし、岩登りも3級レベルがあちこちにあるので、
自分が登れるルートの見極めが大きなポイント。
天気が心配なので、スピード重視を意識した。
トリコニー1峰の登りで1回ロープを出した。
結果から、ロープ出さなくてもOKだったが、迷っているより、
安全確保して登ったのは、よい選択だったと思う。
このルートは、バリエーションルートの醍醐味たっぷりだった。
次回は、ルート外のトリコニー3峰もしっかりと登りたい。
岳沢のテント場からは、トリコニー3つ、仲良く並んでいるように見える。
雪渓対応を慎重に登ります。
ここで、アイゼンを装着。
雪渓から岩場に移れる所は、ここ1ヶ所でした。
私達は、左側(扇沢寄り)からアタックしました。
右側、大滝のある柱状節理の岩壁には、残置ハーケン等あるそうですが、
シュルンドが凄くて、もっと雪のある時にチャレンジしたいです。
これから、どの方向から行こうか? お好きなように!
私達は、右のルンゼを目指しました。我慢のブッシュ帯です。
南稜ルンゼの高度感抜群です。
険しいルートですが、キイチゴがあったりします。
ハイマツ帯を抜けると、岩稜地帯。
やっと、少し先に、トリコニー1峰のピナクルが見えて来ました。
トリコニー1峰の登りです。
トリコニー2峰のピークにて。バックは1峰。
心残りな3峰。雲が下がっているので、割愛。先を急ぎます。
トリコニーに続いて、高度感たっぷりのナイフリッジが続きます。
南稜の頭に無事到着。すぐに、あられ、みぞれ、本降りの雨!