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2022年4月29日-5月1日 奥穂高岳

JUGEMテーマ:山行記録

1日目

あかんだな駐車場からバスで上高地BTへ。

午後からの雨予報の為、ペースを落とさないよう、宿泊地の涸沢ヒュッテに向かう。

 

本谷橋近くで、登って来られた長野県山岳警備隊の方々と挨拶を交わす。

 

ヒュッテに着くとすぐ大粒の雨が降り出し、出だし好調となった。

 

2日目

快晴。一晩中降り続いた雨で雪の状態が気がかりだったが、

涸沢小屋裏からザイテングラートの末端部を目指す。

そこから小豆沢に入り、白出のコルに向かって直登。

 

あっという間に私のか弱いヒラメ筋がちぎれそうになる。それを知ってか容赦なく増す斜度。

当たり前だが休憩出来る場所なんてない。

 

時々クラストした雪面が現れ、

足を乗せるとパリッと割れて爪が掛からない。血の気が引く瞬間。

 

更に雪面に入ったクラックを息を止め、またぐ。

 

白出しのコルに到着。

よく無事に登って来れたなと思った。

穂高岳山荘横には奥穂山頂への取り付き。

梯子と雪壁が見える。

 

 

 

雪壁には、前日に山岳警備隊により

ステップが刻まれた事を聞いていた。

隊はほぼ垂直にも見える壁を登って行ったのだろう。

 

 

奥穂山頂からの景色。

ジャン、乗鞍、御嶽、富士山。

富士山以外が、“上から”である。

 

 

背後の槍穂には目もくれず、

先程の雪壁を慎重にクライムダウン。

 

そして最後の核心は小豆沢の下り。

時間と共にシャーベット状になる雪。

 

落ちないよう細心の注意を払いながら、

時々深呼吸しながら、、。

 

何とか怪我なく涸沢小屋まで降りて来た。

安堵。

涸沢小屋のテラスでで寄り道。

ビールとモツ煮やらソフトクリームやらを食べ、

自分の身体を労う。

 

再び涸沢ヒュッテまで戻ったのは正午。

鯉のぼりが泳ぐ青空の下、ビール片手に

小豆沢を降りてくるゴマ粒大の人を眺める。

 

山々に囲まれ、大切な仲間と何とも贅沢な時間、実に4時間半。

 

1日目

上高地BT5:55ー7:30徳沢園ー8:30横尾山荘ー11:50涸沢ヒュッテ(宿泊地)

 

2日目

涸沢ヒュッテ4:30ー白出のコルー奥穂高岳ー白出のコルー11:15涸沢小屋(休憩)12:00ー12:10涸沢ヒュッテ(宿泊地)

 

3日目

涸沢ヒュッテ4:45ー6:40横尾山荘ー7:40徳沢園ー9:20上高地BT

 

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