NM治&NS子=シニア2人の北海道山行=その9
旭岳(2290m)~トムラウシ山(2141m)~
天人峡温泉へ下山
天気予報が良くない。
13日の夕方から雨との予報なので、
12日に忠別避難小屋迄行き、
13日トムラウシ山をピストンと計画。
▼12日(日) 雨(濃いガス)のち晴れ
6:00 始発のロープウェイ
6:30 ロープウェイ山上駅
6:50 旭岳石室
8:30 旭岳登頂(2290m)
9:35 間宮岳
10:30 北海岳
11:40 白雲岳分岐
12:10 白雲岳避難小屋
15:20 忠別沼
16:10 忠別岳山頂
15:20 忠別避難小屋
▼8月13日(月)曇りのち雨
5:30 忠別避難小屋出発
5:50 分岐
6:30 五色岳
7:50 化雲岳
8:05 避難小屋への分岐
8:45 ヒサゴ沼避難小屋
9:20 出発
9:55 木道
10:20 天沼
11:10 ロックガーデン
11:50 北沼分岐
12:15 トムラウシ山頂(2141m)
15:30 ヒサゴ避難小屋
山歩渓Kさんパーティーと合流し懇親。
▼8月14日(火)雨のち曇り
5:35 ヒサゴ避難小屋発
7:00 化雲岳
8:05 小化雲岳下のポン沼
10:00 木道に出る
11:30 滝見台
12:10 天人峡温泉に下山
12:45 天人峡温泉を出発
15:00 旭岳ロープウェイ公共駐車場
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▽12日(日) 雨(濃いガス)のち晴れ
大雪山(旭岳)(2290m)
6:00始発のロープウェイに乗る。
クルマは旭岳ロープウェイ駅の
公営駐車場に止めれば無料。
6:30 ロープウェイ山上駅スタート
6:50 旭岳石室。
管理人はおらず、宿泊禁止されている。
ガスなので景色を楽しむことなく急ぐ。
硫黄の臭いがする。
ガスの合間に左の沢筋から、
水蒸気が吹き出しているのが見える。
徐々にガスは上がり、晴れ間も。
ただ風が強い。
8:30 旭岳登頂。
風が強く、寒い。
(翌々日16日の早朝に初冠雪)
9:35 間宮岳。
間宮岳からは、アップダウンの
少ない快適な縦走。
高山植物は、ほとんどない。
10:30 北海岳。
ここからもアップダウンは少ないが、
高山植物が見られる。
紫色(リンドウ、キキョウ、エゾコザクラ、
エゾノツガザクラ、ヨツバシオガマ、
アカバナ、アザミ、イワブクロ等)、
黄色(キリンソウ、タカネキンバイ等)、
白色(終わりかけのチングルマ、
ハクサンボウフウ、イブキトラノオ、
ナンブトラノオ、シコタンハコベ等)
岩場を登りきると白雲岳分岐。
11:40 白雲岳分岐。
避難小屋への下りは、
ハイマツ混じりの草原帯、
ウサギギク、バイケイソウ、
ミヤマキンポウゲ、
タカネグンナイフウロ等。
12:10 白雲岳避難小屋。
ここは、管理人が常駐しているようだ。
テント場もある。
我々は、忠別避難小屋泊まりなので先を急ぐ。
トリカブトやトウヤクリンドウも見られ、
北海道の山はもう秋を感じさせる。
アップダウンの少ないハイマツ帯、
湿原と乾燥した平原を快適に歩く。
コマクサの群生もあちこちに見られる。
黒いシュロソウやリンネソウも見られる。
15:20 忠別沼。
ここからは、一登りで山頂に着く。
16:10 忠別岳山頂。
山頂を過ぎると一転してお花畑になる。
少し下ると、前方に、
避難小屋とテントが数張り見える。
ハイマツ帯を下る。
少し行きすぎたのでないかと思うほど下ると、
避難小屋への分岐がある。
ここからは15分程度で避難小屋に着く。
15:20 忠別避難小屋。
雪渓が残っているせいか、
チングルマも盛りで、エゾコザクラ、
エゾノツガザクラ等とお花畑を作っている。
シマリスも見かけた。
避難小屋には10人程。
▽8月13日(月)曇りのち雨
トムラウシ山(2141m)
5:30 忠別避難小屋出発
泊まり客の多くは大雪を目指すと思われる。
我々は前日頑張ったこともあり、
最後のスタートとなる。
5:50 分岐。
ハイマツ帯の緩やかな登り、
エゾイソツツジ、リンネソウ等の下草も。
エゾイソツツジの花は終わっている。
6:30 五色岳。
はるか前方にトムラウシが見える。
トムラウシを眺めながら、
ハイマツ帯から木道のある高層湿原地帯。
トムラウシもぐんぐん大きくなる。
この湿原地帯は、ヨツバシオガマ、
ウメバチソウ、リンドウ、
クロトウヒレン(群生も)、
イワギキョウ等が咲いている。
1ヶ月前であれば、チングルマや
ウルップソウが全盛だったろう。
チングルマが、大群落を作っている。
これほどの群落は見たことがない。
池塘が出てくると分岐は近い。
7:35 化雲岳分岐。なだらかな坂を登る。
7:50 化雲岳山頂 山頂には大きな岩がある。
8:05 ヒサゴ沼避難小屋への分岐。
高層湿原の木道から下ると
ヒサゴ沼が見える。
イワイチョウがたくさん咲いている。
エゾコザクラは、やはり可憐で嬉しい。
8:45 ヒサゴ沼避難小屋。
まだ誰もいない。
荷物をおいて軽装備で、
トムラウシ山へのピストン。
9:20 出発。
ヒサゴ沼に沿って進むと
まもなく雪渓が残っている。
雪渓の右にトラバースするのが
正規の登山道だが、
見落として雪渓を登る。
登山道を踏み外していると気づくが、
岩場を登ると踏み跡がある。
9:55 木道に出合う。
踏み跡に×印がある。
結果的にはショートカットだった。
10:20 天沼。
ここからが日本庭園のようだ。
小さな沼と大きな岩が続く。
チチチという鳴き声が聞こえ
黄色っぽい色でかわいい。
ナキウサギだ。
ガスで黄色の目印も分かりにくい。
11:10 ロックガーデン。
岩稜帯を黄色のペンキ、杭、
ケルンを頼りに登る。
チチチとなくナキウサギの声が
よく聞こえるが姿は見えない。
岩場を過ぎ、草原帯を抜けると
なだらかな斜面に出る。
ここが山頂かと思っているとガスが晴れ、
目の前に本当の山頂が見える。
11:50 北沼分岐。
12:15 トムラウシ山頂。
15:30 ヒサゴ避難小屋。
40人程か。1階、2階共満員だ。
メラピーク神戸、大阪のパーティー
関西の顔見知りと同宿とは…。
山歩渓Kさんパーティーと合流し懇親。
▽8月14日(火)雨のち曇り
5:35 ヒサゴ避難小屋発。
7:00 化雲岳。
8:05 小化雲岳下のポン沼。
直ぐに、ハイマツ帯になるが、
昨日からの雨で登山道は、
川になっている。
濁流ではないが、かなりの水量。
第二公園、第一公園と書いてあるが、
ただひたすら小川と化した登山道を降りる。
10:00 木道に出る。
ここからは1.2キロの木道。
木目に沿って、滑り易い。
紫色の ギボシが咲き乱れ、感動もの。
普通見るのは薄い紫だが、
ここはかなり濃い紫色。
11:30 滝見台。
ベンチもあり、羽衣の滝が全貌を見せる。
12:10 天人峡温泉に下山。
12:45 出発。
お昼を食べ、少し休憩して、
荷物をおいて旭岳温泉に向かう。
まずは急登を登る。
5.5キロの登山道は、
荒れていてかなりの倒木。
1時間余りで瓢箪池。
更にアップダウンを繰り返すと、
野営場に出る。
車道を歩くとまもなく駐車場に着く。
15:00 旭岳ロープウェイ公共駐車場