ほうのき平で仮眠をとり、車で中の湯温泉旅館へ。
旅館で余計な荷物を置かせてもらい、新中の湯登山口から出発。
さすが上高地だけあって旅館から雪が豊富。
見事に晴れ渡った空を見上げテンションが上がる。
暫くは樹林帯歩きが続く。
広場に出るとそこは北峰と南峰の分岐地点。
カールから北峰へと向かうゴマ粒程の大きさの人々。
ルートを確認しながら行動色を食べ、アイゼンを装着。今日は暑い。風避けにはウィンドシェルで充分だった。
私達は尾根に乗り上げ、積雪期にしか登れない南峰に向かう。
雪がしまっていてとても歩きやすい。
山頂直下の急登を登ると焼岳南峰に着いた。
目の前には北アルプス南部の山々。
槍、西穂、奥穂。奥には蝶。
今日はコンディションもよく、言うまでもなく登山日和。何だかんだで30分も山頂で過ごした。
下りはパフパフの新雪の上を一気に駆け降りる。贅沢で幸せな時間だった。
2日目
朝食をいただきながら今日の予定をみんなで共有。窓の外はどんよりとした雲、じきに雪が降って来た。
今日は再びパッキングを済ませ、大日ヶ岳へと山をハシゴする。
車に乗り込み、天気図やレーダーと睨めっこ。
高鷲スノーパークに着く頃には雪も止んだ。
早速リフト券を買い、リフトへ乗り込む。
しかし高度を上げるにつれ、まあまあな吹雪に、、あれ?
リフトトップへ降立つと突風と湿雪。
変わりゆく天気に笑いが込み上げる。
先程見た予報では今まさに前線が通過中。この後天気は回復するはず!
とりあえず稜線まで行って様子を見てみる。
上空の雲が1.2倍速で流れる。
わー晴れた!いや、次がまた来てる!
視界は全くよくなかったし前を歩くメンバーの足元しか見えなかったがニヤニヤが止まらず。来てよかった、やっぱ雪山が好き。
そして大日ヶ岳手前からはノートレースそして腰ラッセル。男性陣のラッセルのお陰で山頂を踏めた。ここへは2年前の雪山教室以来。その時見た山頂の標識は恐らく雪の下にあり、跡形も無かった。
一瞬だったが再び雲が切れ、どっしりと構えた白山が現れた。焼岳からも白山は確認できたがより近かった。
ここからは天気が次第に回復。昨日のような青空が広がり始めた。
BCやスノボを楽しむ人々と挨拶を交わしたり写真を撮りあったり。
気づけば2月も終わり。
山でも気持ちのいい春の陽射しを感じる日が増えて来たなあ。
1日目
朴木平6:00=7:00中の湯温泉7:30ー12:00焼岳(南峰)12:30ー15:20中の湯温泉
2日目
中の湯温泉8:00=11:10高鷲スノーパーク11:45=リフトトップ12:20ー13:30大日ヶ岳ー14:30リフトトップ=15:00高鷲スノーパーク