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2021年11月13-14双門の滝 

一般登山道としては関西最難関と言われている

大峰山系の弥山川双門ルートに行って来ました。

総勢8人です。

 

朝7:00 熊渡

工事の方に声を掛けゲートをくぐる。

 

今回の山行は、狼平避難小屋に一泊して

金引尾根を下山する計画。

 

林道を抜け、河原に出る。

前日の雨で足元が濡れてとても滑りやすくなっていた。

 

河原を抜けると間もなく梯子が連続する。

 

最初の渡渉。増水の為か、はたまたいつもなのか、

渡渉ポイントがなく靴を脱いで渡った。

靴を脱がずに渡ろうとしたメンバーは過ってドボン。

 

劣化して危険そうな梯子は使わないで

 

滝壺横の崖

 

痩せ尾根、鎖場が続く

 

13:30 仙人巖のテラスに到達。

スタートから6時間。

緊張の解けない状況が続く。

 

GPSアプリの標準コースタイムではこのあと狼平まで

4時間20分。

日没のリミットがあるので先程よりペースアップして先へ進む。

しかし悪路難路の連続に時間の経過が早く

巻き返しが難しい。

 

16:00 旧河原小屋跡 日没に備えてヘッデンの装着の指示。

30分かそこらが経ったか。

 

急登を登り、崖を降り、再び河原に出て渡渉、

というのを何度か繰り返したところで日没を迎え、

これ以上の行動は危険と判断。

 

少し手前の河原に戻ってビバークが決まった。

今晩は雨の予報ではなかったが念の為、

沢が増水した場合の避難場所を共有。

 

持っている服を全部着、各自ツエルトを張り終える。

寒々しい沢の音を聞きながらみんなで夕食を摂った。

 

寝る時は靴を履いたままシュラフに入るよう、

リーダーの指示があった。

私は先輩Sさんと2人用ツエルトに入り、くっついて寝たので暖かかった。

 

夜中、ポツポツ水滴の落ちる音が何度かし、

不安になったが夜露だったのか、幸い雨が降ることはなかった。

 

翌日は爽やかな朝を迎える。美しい弥山川。

7:30出発

 

空中回廊は見た目に反して高度感がなかった。

杭も変な方向に傾いておらず歩きやすい。

 

オーバーハングする梯子を登る

 

10:00 平坦な沢を抜けると狼平に到着。

ビバーク地から2時間半。

いつもの風景にようやく緊張が解けた。

 

初めてのビバークは今後の貴重な経験になった。

次回は狼平に泊まりたいが。

 

その後は金引尾根経由で熊渡へ。

全員、無事に下りて来られて安堵した。

 

人数が多く、安全の為に1人ずつ梯子や崖を降りた事が

タイムオーバーの一因となった。

しかし双門ルートを何度か経験したことのある先輩方は、

以前はもっと簡単だったと仰っていました。

崩落が進み、ルートが常に変わっているようです。

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