南アルプス上河内岳を目指す山行でした。
(少なくともスタート地点では)
沼平ゲート前で工事関係者の方々と挨拶を交わし、茶臼岳登山口へ。
長さ181mという畑薙大吊橋を渡る
ひとつ目の山を超えるとヤレヤレ峠。
ザックの重みに耐えながらの急登続き。
この辺りから疲労が蓄積されている事に
気付き始める。
記憶を辿るとテント泊は正月明けの塩見岳以来。
完全にトレーニング不足だ。
荒れた斜面をトラバース。
足元の崖下にちら見えしている沢。
この荷物で滑るとどこまでも落ちるよね。
普段はなんて事なく通過する様なトラバース道なのに、荷物のせいで余計な妄想が膨らむ。
ウソッコ沢を過ぎ、更に登ったところで
リーダーから素敵な提案
a案 予定通り4時間かけて茶臼小屋へ、
明日は空身で上河内岳へ
(要水作り)
b案 予定変更、手前の横窪沢避難小屋泊、
明日は空身で茶臼岳へ
(沢水&トイレ付き)
私の返答はお察しの通り。
急登を登り切ると木々の向こうに赤い屋根。
横窪沢避難小屋に着いたよー
しかし手前50mに
ツルツル凍結の下りトラバース
Oh..
なんとバリエーションに富んだコース、、
徐にアイゼンを履き、
チワワの様に(すみません)脚をプルプルさせながら小屋へ。
この日は太陽が暖かく、
日が暮れるまで小屋の外で過ごしました。
2日目 5:30横窪沢避難小屋を出発
横窪沢避難小屋に不要な荷物をデポ
ノートレース。リーダー先頭でルーファイ。
茶臼小屋までは今日も急登とトラバースの繰り返し。
群青の空に茶臼小屋の補色
小屋でワカンに履き替え、茶臼岳へ。
目の前に大きな富士山
誰もいない稜線を一歩一歩
風のないポカポカ陽気の山頂
静寂の青と白の世界
茶臼は素晴らしい雪山でした
3日目
横窪沢避難小屋から
気持ち軽くなったザックで再び荒れた道を下山。
ヤレヤレ峠まで戻って来て、
ヤレヤレの意味が分かりました。
今回は
①前日に50センチの積雪
②ノートレース
③私が戦力外で先頭の交代要員がいない
④トレーニング不足
という事で序盤から白旗
③④は言い訳出来ず、
リーダーにごめんなさい。
来年は聖を目指すぞー。
1日目
8:30駐車地ー9:10茶臼岳登山口ー9:50ヤレヤレ峠ー11:00ウソッコ沢避難小屋ー13:00横窪沢避難小屋(泊)
2日目
避難小屋5:30ー8:45茶臼岳避難小屋9:15ー10:20茶臼岳10:50ー茶臼岳避難小屋ー13:00横窪沢避難小屋(泊)
3日目
避難小屋5:30ー6:45ウソッコ沢避難小屋ー8:00ヤレヤレ峠ー8:30茶臼岳登山口ー9:10駐車地