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2022年07月29-31日 槍ヶ岳~西穂 岩稜帯を楽しむ

週末の天気が怪しく、一週間しつこく天気図や雨雲レーダーと睨めっこ。先週&先々週の動向を踏まえ、またもや典型的な夏山の昼過ぎ夕立タイプ!とのリーダーの判断により早出早着の計画となりました。

 

1日目 上高地から槍ヶ岳山荘へ

 

あかんだな駐車場からバスで上高地入り。

晴れ渡った空、強い日差し。暑いし熱い。

 

分かりやすく発達していく積乱雲を目で追い、槍ヶ岳山荘へと急ぐ。

小屋に着くと早速ポツポツと降り始め、夕立に。

 

外の様子を伺うと、穂先への岩壁も確認出来ないほど真っ白に。

ということで渋々、ビール片手に静かに大人の時間を過ごす事に。

 

 

2日目 キレット越え、穂高岳山荘へ

 

山荘を4:00に出発。

槍穂を照らすヘッデンの灯りを背に、

私たちは南岳方面へ向かう。

 

振り返ると、美しい日の出が。

 

南岳すぐの獅子鼻展望台から

大キレットが一望できた。

見事に切れ落ちてます。

 

大キレット。ガシガシ下る。

 

長谷川ピークを越え、奥に滝谷ドーム。

 

A沢のコルで一息つく

 

飛騨泣き。

絶妙な感じで鎖や足場が設置されています。

(北穂からの下りルートで使うと難易度が高いらしい)

上部から、腕組みして睨みをきかすリーダー(見守るともいう)。こっちの方が怖い。

 

 

そして9時過ぎ、北穂小屋到着。

 

小屋に着いたらカレーかな?

ナポリタンかな?ルンルン♪

と疲れを紛らしてきたけど

残念ながら提供時間前でありつけず。

 

食事系の行動食を持っておらず無念。しかしここで購入したコーヒー生地あんぱんを頬張り上機嫌。(どうでもいい組み合わせ!)

 

 この後も楽しい垂直の登り降りを繰り返し

 

 12:00に穂高岳山荘に到着。

 

やはり13:00前には夕立があり、

雨上がりの夕焼けがきれいでした。

 

 

3日目 

奥穂高岳からジャンダルムを越え、

西穂高岳へ

 

4:00出発で小屋横の梯子を登り、

30分程で奥穂高岳に到着

奥穂でとりあえずの記念撮影後、

破線ルートへの分岐に入る。

そこから明らかに難易度が上がりました。

 

予告もなく始まった最大の核心部、馬の背。

「マジか」と心の声が漏れる。

 

無事に降り、振り返ってホッとする。

笑いがこみ上げて来るほど、

本当に緊張したポイントでした。

 

馬の背を越え、さてここで質問。

 

Q.「これ以上怖いところないですよね」とのメンバーの問いに

A.「もっと危険なところは沢山あるけど、ここの降りが一番怖い」とリーダー。

 

正解!これ、心底救われましたから!

 

それからはジャンダルムの天使が目視できるところまであっという間。

 

 

山頂直下。回り込みます。

落石注意ポイント。

 

ジャンダルム3163M。

清々しい朝のひとコマ。

 

 垂直移動は続くよどこまでも

 

核心部の逆層スラブ。

しっかりと、長い鎖が出ています。

意外と滑らない系の岩でしたが気は抜けません。

 

幾度と越えたピークもあと少し

かなり楽しいんだけど偽ピークもあったりしてそろそろ疲労が乳酸が…

 

あといくつだ…とカウントダウンし始めた頃、やっと西穂高岳が見えました!

 

西穂山頂からは、急にいつもの縦走路感。

同じ岩稜帯でも、整備されてるとこんなに違うんだな。ようやくホッとした、でもちょっと寂しい瞬間でした。

 

西穂山荘に着くと欲望のままにコーラを飲み、穂高岳山荘の朴葉寿司弁当を頂き、

今日も山で過ごす悦びと安堵感に浸るのでした。

 

 

1日目 上高地5:45ー14:10槍ヶ岳山荘

 

2日目 槍ヶ岳山荘4:00ー6:10南岳小屋6:25ー7:35長谷川ピーク―8:15A沢のコルー9:15北穂高岳ー9:30北穂高小屋10:05ー12:00涸沢岳―12:20穂高岳山荘

 

3日目 穂高岳山荘4:10ー4:35奥穂高岳ー5:25ジャンダルムー7:35天狗岩ー8:10間ノ岳ー9:10赤岩岳ー9:25西穂高岳ー10:30西穂独峰ー11:15西穂山荘11:40ー12:30西穂高口駅

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