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2021年8月12-14日 大雪山 旭岳~トムラウシ山  北海道の屋根を歩く

お盆前半は全国的に雨模様。

山行中はお天気に恵まれた北海道ですが

気温がぐっと下がり、寒いくらいでした。

 

8/12 1日目

ロープウェイで山麓駅から標高1600mの姿見へ。

天気はちょっと怪しげ。

 

沢山の登山客に紛れて、山頂までつづく火山礫の斜面を

ひたすら登ります。

 

スタートから2時間と少し。

旭岳山頂は2290mの北海道最高峰。

 

プルプルと生まれたての小鹿のような足取りで

雪渓を下り、振り返ると

わーー!

大きな青空にどんと構える旭岳。

 

見頃を迎えた高山植物をカメラに収めつつ

遠くまでゆったりと伸びる稜線を目で追う。

 

次第に見えなくなる旭岳にサヨウナラ

 

 

北海岳から眺める御鉢平は経2km。

向こう側に見える黒岳までぐるっと周るのも

気持ちがいいだろうな。

 

白雲岳手前のカルデラ地帯はとてもステキだが

岩とクマを見間違いそうになる

 

建て替え工事が済んだばかりの白雲岳避難小屋が

見えて来た。

テント泊の予定だったけれど

空きも有りせっかくなので、こちらでお世話になりました。

 

因みにテンバは雪渓の横に位置していて、

朝方はかなり冷え込んだ様。

 

 

8/13 2日目 

4時出発。朝は一層冷え、霜柱がザクザク!

北海道はもう秋なんだね~

 

高根ヶ原の朝焼け。

次第に色濃くなる褪せた景色は、言葉にならない位美しくて不思議な感覚。

 

片側が切れ落ちた山容、カッコイイ中別岳を目指す

 

忠別岳の崖から化雲岳、五色岳方面を見渡す

 

空と大地が無限に広がっているようだ。

 

どこまでもどこまでも。

 

お花畑もありました。

 

 トカチフウロ

 

 エゾイブキトラノオ

 

 エゾハクサンイチゲ

 

 エゾミヤマキンポウゲ

 

素人目には見分けがつかないけど固有種で、

大体、エゾがつくみたい。

 

 

チングルマの穂が一面に広がる湿原、

沼にはエゾサンショウウオがたくさん!

 

さあ、いよいよトムラウシ山頂直下の登り、

あちこちのからエゾナキウサギの声。

 

ここまで持った青空もだんだんガスに巻かれ、

残念ながら山頂は展望があまりなかった。

本日は南沼キャンプ指定地へ下りる。

 

8/14 3日目

翌朝、空身で再びトムラウシ山頂へ。

風もなく穏やか。

分厚い雲海から顔を出す山の神様たち。

 

遠くの十勝連峰に想いを馳せる。

次はあの向こうの向こうまで繋げたいなあ。

 

この旅でエゾナキウサギやキタキツネにも出会え、

ダイナミックで伸びやかな大雪山の山々に圧倒されっぱなしの

夢のような3日間でした。

 

 

8/12 姿見駅7:10ー旭岳9:20ー間宮岳10:40

   ー北海岳11:35ー白雲岳13:50ー14:30白雲岳避難小屋

 

8/13 白雲岳避難小屋4:00ー7:00忠別沼ー7:45忠別岳ー9:30五色岳

   ー10:55化雲岳ー12:15天沼ー14:10トムラウシ山ー14:50南沼キャンプ指定地
 

8/14 南沼キャンプ指定地5:20ー5:50トムラウシ山ー7:40南沼キャンプ指定地

   ー8:10トムラウシ公園ーコマドリ沢分岐ー12:50トムラウシ山登山口

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