雪山教室の実技3回目、今年は何処も雪不足の様相で今回の最優先事項となる雪山の実体験が危ぶまれます。
当初、例年通りに比良の堂満岳での講習を予定していたのを直前で場所を変更し、少し足を伸ばしてマキノ高原の赤坂山へ。
曇天に雨か雪かあやふやに降りちらつく中、雪山には似つかわしくないけれどザックをカバーで覆い、マキノ高原のスキー場の登山口からスタートします。
教室スタッフ陣による雪乞いの祈りが天に届いたのか、登り行くごと小雪が舞い、周囲の様子も白い部分が多くなってきます。
武奈の木平までの道のりで、予想していた悲観的な観測が確実に薄れゆきます。
とてもいい感じ。
稜線に至り栗柄越まで到達しますと山頂は直ぐそこ。
赤坂山山頂 本日は総勢12名。
この山頂ではいつも寒風吹きすさび長居が憚られるのだけれど、この日はいたって穏やかだったり。
稜線上のガスが次第に取れてきたんで、栗柄越に戻り、そのまま高島トレイルのルートを辿り寒風まで縦走します。
途中、受講生には教室スタッフが各自持参したワカンを装着してもらって、ワカンでの歩行を実践してもらいます。
積雪はせいぜい膝下で踏み抜くような所は少なく快適に歩けたと思います。
けれども、踏み跡を辿るんじゃなく自身でラッセルするのってけっこうしんどいでしょ。
振り返れば赤坂山が見え隠れしてます。
琵琶湖や伊吹山方面を眺めやります。
寒風に至り、正面に琵琶湖を見下ろして小休止。
マキノ高原スキー場に戻って、この日はお終い。
お疲れ様でした。
次週はいよいよ伊吹山にてのテント泊となります。
ここに至って待ちに待った寒気が。直前の南岸低気圧の到来により西日本にも大雪の予報ですから積雪量は期待大。
降雪の予報は嬉しいけれど、交通麻痺や災害なんて大事に至らぬことを祈りつつ。
次回、ブログ担当は参加しないんで、山バカ一直線のお姉様にレポートをお願いしときます。ヨロシクです。