コンテンツへスキップ

2016年5月5~6日 明神岳東稜

5月5日は午後から天候回復、6日は昼まで天候が持ちそうだったため、一旦は諦めていた明神東稜にチャレンジする事とした。
5月5日(木)
7:30 上高地出発。明神橋から下宮川谷、宮川尾根のコルを通過、左手に明神岳VからIII峰を見ながら長七沢を長七ノ頭に向かってひょうたん池に10:30到着。下宮川谷から右に分かれて宮川のコルまではガレ場、長七沢から長七ノ頭まではやぶ漕ぎで曇天だった事もあってあまり快適な登りではなかった。
ひょうたん池は広い快適なテン場だったが標高は2,100m程度と高く寒かったためテントを設営し早々にテント内で休息した。
午後からようやく晴れ間が見え暖かくなった。
ひょうたん池でのテン泊は我々のみだった。
先行に見えた3人パーティーは小ビークを超えた後のラクダのコルでテン泊した様子。

明神岳東稜とひょうたん池テン場 

明神岳主峰とバットレス

明神岳主峰への最後の登り




バットレス

5月6日(金)(4P、ひょうたん池から岳沢小屋まで約6時間)
05:10 ひょうたん池出発
小ピークまで3P,(1P目M崎、2P目Y本、3P目M崎)技術的に困難な箇所はなかった。8:00着。
ひょうたん池からは見えなかったが小ピークまで登ってようやく明神岳主峰の全容が見えた。
登攀のルートは事前に研究していたので心配はなかったがバットレスを含めかなりの威圧感があり身が引き締まった。
8:20正面の切り立った岩壁を左側から登攀開始。1P目M崎、2P目Y本でバットレス取り付きに到着。
バットレス(IV+、1PM崎リード)は想像していたよりも寝ておりハーケンが乱打されていたがスラブでホールドが少なくアイゼンでかかる足場も少なく緊張した。
巨大な岩壁に囲まれた中での高度感のある登攀は爽快だった。
バットレス登攀後50m一杯に伸ばした所にあるハーケンとクラックにカムを効かせて終了点を構築した。
その後は山頂までコンテで9:30に登頂。
奥明神沢手前で25mの懸垂下降し奥明神沢を下って岳沢小屋着11:00。
上高地手前で雨が降り出した。
上高地着 12:15。
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です