長旅疲れのマニーです。
後立山の雪山バリエーションで一番人気と言えば、白馬主稜であろう。
aoは7年前に登ったことがあるらしいが、マニーは初めてなのでGWの前半に行ってみることにした。
<山行日程>
2022年4月29日(祝)
11:00 猿倉 → 13:00 白馬尻(テント泊)
2022年4月30日(土)
5:30 白馬尻 → 6:40 8峰 → 10:50 最後の雪壁 → 11:30 白馬岳 → 12:00 大雪渓 → 13:40 白馬尻 → 15:40 猿倉(下山)
<雨に濡れるテント>
最近の白馬主稜はone dayでの速攻が主流のようなので、私たちも白馬尻にテントを張り、一日で白馬頂上を踏み大雪渓を下ることにした。しかし、初日は大雨。雪山の雨ほどやっかいなものはない。ザック、靴、シュラフ、服、マット、すべてが濡れて乾かない。モチベーションは下がり、夜中は突風で何度も目が覚める。とても明日登れるような気がしない・・・。
<いわゆる8峰>
なんだかんだ言いつつも、ガスガスの中、出発した。一時間ほどで天気が急回復。最近の天気予報(ヤマテン)は素晴らしい。ところどころ急登だが、ロープを出すほどではない。
<雪庇の上は危ない>
雲海を見下ろし、快晴の下、高度を上げる。今日は高度1,300mほど登ります。
<雲海からの主稜>
昨日の大雨がウソのような好天。あっという間に服も乾き、気持ちいい。来てよかった。人気ルートなので渋滞するかと思ったが、見る限り3~4パーティほどか。日が昇ると雪が腐り歩きにくくなる。この辺でマニーがクラックを飛び越えて着地した瞬間に右ふくらはぎを痛める。一時はどうなることかと思ったが、片足を引きずりながら登った。人間やれば大抵のことはできるものだ。
<いわゆる60度の雪壁>
よく投稿に出てくる最後の雪壁。2~3月であれば雪庇を切り崩して突破するところ、GWの時期であればすでに雪庇は落ちている。
<白馬頂上直下>
念のためロープを出して、スノーバーで確保しながら登攀するao。白馬主稜のハイライトを紺碧の空に向かって突き進む。
<白馬岳>
最後の雪壁を乗り越えたら、頂上はすぐそこだった。マニーの足が不調なので白馬尻から6時間かかった。大雪渓の下降はスキーヤー多し。そのスピードがうらやましい。特に雪崩の危険は感じなかった。
下山後、白馬から継続で鹿島槍東尾根をやりたかったのだが、天候不良で断念。(マニーの足も痛かったし)今シーズンの雪山はこれにて終了となった。せっかくなので、GW後半はそのまま車中泊を繰り返しながら、長野→群馬→栃木→福島→新潟と旅行した。6日間の旅行後、明石に帰宅したときにはマニーのふくらはぎも治っていた。(完)