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2018年7月21~22日 蝶ヶ岳~島々谷

縦走と古道歩きの蝶ヶ岳~島々谷例会です。

 

 

7/21 上高地から横尾まではいつもの楽しいお散歩コース。
横尾から蝶まで、ゆっくり登る。
槍見台ではくっきりはっきり素敵な槍が見え、励まされてようやく蝶へ。
ここからの槍・穂高連峰の眺めはいつ見ても圧巻で、それぞれの想いでこの景色を見つめる。

 

しかし、予報どおり霧が立ち込めた為、雷の危険を考え歩を進める。
大滝山へ向かうルートは、お花畑の中を散策する気持ちの良いルートで始まる。
コバイケソウが生い茂る中、蝶のシンボルの花であるキヌガサソウもきれいな花を咲かせている。
様々な花をみつけ、皆でこれは~花かなと歓談楽しく大滝山荘へ。
ひっそりたたずむ静かな山小屋で、その前の斜面にはニッコウキスゲなどのお花畑が広がっていた。

晩御飯は盛り放題の牛丼とおでんに唐揚げ、トマト。
盛り放題なのに、大盛りなのは私だけ…。

 

7/22 今回の山行のメインであるクラッシックルート。

山荘からすぐ大滝山南峰にでる。

ここまでも暗くてあまりよく見えなかったが、見事なお花畑の中をゆるやかに下り、樹林帯に入る。
中村新道はしっかり分かりやすいルートで道もよい。
が、しかし、大滝槍見台に着くと、一斉に信じられないくらいの虫にたかられた。
特に、私の顔にたかっていた虫の数がもの凄かったらしく、S井さんにいきなり虫よけスプレーを顔面に放射される。
面食らい、少々咳き込んだけど、おもしろくって大笑いさせてもらう。
槍見台のやぐらから見る槍、穂高連峰の眺めも素敵だけど、下で虫が待ち構えているような気がして、おちおち休憩もそこそこに先を急ぐ。
虫よけネットをかぶり、スプレーをかけるが、それでもかまれてぽりぽりかきつつ歩き、徳本峠小屋へ

お姉さんがとても念入りにお掃除をされているせいか、ここのトイレはとてもきれいで、気持ちよく使用させていただく。
ゆっくり休憩をとり、岩魚留小屋へ向かう。
途中、力水があり水の補給もできる。冷たくておいしい水であった。
峠沢を下り、いよいよここからは気持ちの良い沢沿い歩きが始まる。
何度か橋を渡るが、どの橋も立派で道も整備されており、大変歩きやすい。
2週間前の大雨でかなり崩れた箇所も多々あるが、安全に歩けるようにきちんと整備されていた。
感心しつつありがたく歩き岩魚留小屋へ到着。
ここの水場はいただけないが、かの有名な桂の古木に出会い感動してしがみつき、パワーを頂く。
島々谷に注ぎ込むワサビ沢はXのようになっており、それは見事である。
また、辺り一面苔がうっそうと茂り、まるでもののけ姫の森のよう。

廊下状の谷間に桟道が続き、気持ちよく歩を進めると、瀬戸の滝があり、美しい白い渓流が離れ岩の間を縫うように流れ落ちる。
長時間のルートであるが、本当に楽しませてくれ、気持ちよく歩けた。
左手に美しい南沢を眺めつつ、炭焼窯跡や秀綱夫人の碑など、古人へ想いを馳せながら二俣へ。
ここまできたら、あともう少しと島々へ向かう。
標高2614mから720mまで下るので、暑さが堪える。

無事、島々に到着した私達は、冷たいジュースを一気飲みし、丁度良いタイミングできたバスに乗車することができた。
クーラーのきいた車内で気持ちよく転寝をし、束の間の休息を得て、無事帰路に着いた。
このクラッシックルートは確かに長いが、とても素敵なルートであった。

秋の紅葉もさぞかし見事ではないかと推察する。また、ぜひ訪れてみたい。

 

 

 

 

行動記録
7/21 上高地5:55→明神館6:41→徳澤園7:38→横尾8:28→槍見台9:15→第2ベンチ9:51→第3ベンチ11:04→蝶ヶ岳への分岐11:55→蝶ヶ岳ヒュッテ12:21→蝶ヶ岳山頂12:45→三俣・大滝山分岐12:58→大滝山北峰14:16→大滝山荘14:20

7/22 大滝山荘3:55→大滝山南峰4:08→大滝槍見台6:04→明神見晴らし7:04→徳本峠小屋8:08→岩魚留滝10:18→岩魚留小屋10:20→離れ岩11:05→二俣12:20→新島々14:15

 

(S谷さんの報告書より、写真提供はI永さん)

 

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