昨年2日続けて撤退の谷川岳・白毛門山行再び。
3連休初日は悪天、ロープウェイも運休、計画を変更してまず白毛門へ。
登山口の駐車場まで車で入れるほど雪は少ない。
風の唸り声が頭上に響く。左手には馬蹄形尾根のお向かい、谷川岳。
雲とガスでモノクロの世界。進む稜線を境に右側は青空も見えている。
急登を進み、足元が雪一色になりはじめると、
谷川岳が魔の手を伸ばすかのように、雲行きがあやしくなる。
松ノ木沢の頭を前に雪が降りはじめ、視界も悪くなり撤退を決める。
この日の宿は土合駅からすぐの土合山の家。晩御飯は肉厚の赤城牛♡
念入りに除菌されたロープウェイで天神平へ。
真っ青な空、ポカポカ陽気。
昨日撤退した白毛門から馬蹄に続く笠ヶ岳、朝日岳が美しい。
天神山の稜線までアキレス腱を伸ばしながら急登を行く。
天神尾根の稜線も雪庇はほとんど無い。
昨年は埋まっていた避難小屋もすっかり露わ。
青い空に輪郭をくっきり描いた真っ白な斜面には、
コロナどこ吹く風、連なる人人人。
撮影:T.Hさん
谷川岳から幾重にも続く主稜の先には真っ白な浅間山も見える。
撮影:K.Cさん
昨年1日目の撤退ポイント、天狗の溜まり場を通過。
昨年2日目の撤退ポイント、天神ザンゲ岩を通過。
あまりにもあっけなくて勿体ない気がしないでもない。
端まで見渡せないほど広い尾根を登っていくと、
日本三大急登の西黒尾根と合流、肩の小屋もしっかり雪の上。
雪庇がクリームのように張り出した稜線の先、
こぼれ落ちそうなほど人がいっぱいのトマの耳へ。
心躍らずにはいられない、フルカラーのビクトリーロード。
耳の上からは燧ケ岳、至仏山、日光白根に武尊山、
登りたい山がどんどん増えていく。
人混みの間をすり抜けて、これまた人でいっぱいのオキの耳へ。
振り向いて目にするトマの耳は岩壁が厳めしい。
撮影:Iさん
西黒尾根とトマの耳
撮影:K.Cさん
オキの耳から一ノ倉岳までの稜線には細いトレースが見て取れる。
オキの耳が谷川岳山頂
提供:T.Hさん
撮影:T.Hさん
この先も歩いてみたいと後ろ髪を引かれつつのんびり下山開始。
途中、凛々しくてかっこいい救助犬のみなさんにも遭遇。
撮影:K.Cさん
撮影:Iさん
下山後は帰阪せず水上温泉泊。
駐車場から玄関までカートで送迎。はしゃぐ大人たち
撮影:Iさん
ステーキ、お寿司と目移りするビュッフェに飲み放題♡
いっぱい食べて、飲んで、山の話に時間を忘れる。
山でも、下界でも贅沢な山行となりました。