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2019年11月23日 備中 フリークライミング

岩場までの3時間のドライブをこの3ヶ月間繰り返してきた。


夏場は訪れるクライマーもおらず荒れたアプローチは
いつの頃からか歩きやすくなった。

「暑すぎるとか、湿度が高すぎるとか、ホールドが濡れているとか、
そんなことはどうでもいいんだ。自分が強ければ、登れるルートなんだ」と

 

神、アレックスメゴスは言う。
「言い訳は通用しない」

 

でも…、我々は神、アレックスとは違う…。

言い訳だらけのオヤジ集団、笑

気温が高すぎヌメり、ホールド感が鈍る
「今日じゃねぇわ」、と…
ルート上にはいつもは見ないテントウムシ
そう、幸運を呼ぶテントウムシ

終日、陽が当たらず風の通り道

 

足場も悪く過酷なビレイポイント

 

 

たとえ何時間でも、何度でも落ちようが、

 

「気の済むまで登ってくれりゃ、それでいい」

 

 

 

気が付けば晩秋の景色のなか、

 

高まる鼓動。押しては、引き…離されないようにと、しがみつく。

 

 

そして、ようやくこのルートに別れを告げた…

 

まさに恋愛、笑

 

 

この世の人生も恋愛も無常である。

 

ただオヤジの一途な備中愛だけはこれからも変わらない。

 

 

ではまた

 

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