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2019年1月5日~6日 甲斐駒ケ岳

仙丈ケ岳を背景に

 

日本三大急登黒戸尾根。吊り橋を渡り落ち葉を踏みしめながら雪のない急登をつづら登る。ただただ登る。右手には日向八丁尾根から鋸岳までの稜線、左手は鳳凰山、地蔵岳のオベリスクを見ながら歩く。黒戸尾根の名所刃渡りも雪や凍結もなく、梯子や鎖場も埋もれていないので歩きやすい。七丈小屋をまえにようやく雪山らしい景色に。道々見えなかった富士山もようやくお目見え。

 

今回は小屋泊、水作りも必要なし、ご飯も小屋でいただきます。冬の夜長、地酒を升でいただいたり、小屋管理人で登山家の花谷泰広さんが主催されているヒマラヤキャンプの映像を観たりしてまったり。ストーブにふかふかと床一面毛布が敷き詰められた小屋は暖かくて極楽です。

モルゲンロート

 

二日目、歩き出すと目の前にはモルゲンロートの甲斐駒ヶ岳。八合目御来迎場の主尾根に登り上げると目映い朝日が目に飛び込んできて寒さを忘れる。二本剣が刺さる烏帽子岩手前のルンゼの登りや、細い尾根、トラバース箇所も雪は少なめ。静かな山頂からは南アルプスの女王仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳と続く赤石山脈、中央アルプスと白い稜線が素晴らしい。下り、ルンゼのクライムダウン、足元を確認すると足の間からウォータースライダーのような景色が見えてちょっと手に汗を握る。小屋まで降りてほっと一息大休止。あとはどんどん下るのみ。長い長いと噂の黒戸尾根、のんびり笹原のトラバース道や刃渡り、梯子に次ぐ梯子、鎖場、飽きる暇のない楽しいルート満喫しました。

富士山、鳳凰山

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