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2024年3月17日 乗鞍岳BC

乗鞍詣。
乗鞍岳のスキーシーズンは、厳冬期(パウダー)、残雪期(ザラメやクラスト)、夏季(モーグル)と長い。
何かしらで毎年乗鞍は滑っておきたくって、Mt.乗鞍スキー場が営業中に行ってきました。

とその前に…。
高気圧が張り出して絶好の行楽シーズンの土曜日だったけど、金曜晩に用事があって土曜日が移動日に。ならば温泉と呑み歩きのチャンスということで、松本在住の元山歩渓メンバーの友人を誘って浅間温泉やクラフトビールとスリランカカレー、美味しい日本酒を堪能。春の陽気のなか気持ちいい散策でした。

翌日の日曜朝、一人でMt.乗鞍スキー場へ。
土曜日とは違って予報は曇りのち小雨(高山市)。降られる前にと思ってたけど到着時は雨じゃないけど霰。春ですね。
一回券を2枚買って、最初のリフト乗り場までシールでハイク。かもしかゲレンデのリフトトップで身支度を整えていざ。

標高を上げると霰は針状の雪に。
雪の結晶も色々あって、雪印乳業でおなじみの六角形は上空−15度付近の極寒で、針状は−5度付近の高度は同じでも比較的暖かい環境で形成されるそうです。春ですね。

雪は天から送られた手紙である
昭和初期、富良野の旧白銀荘と北海道大学研究室で雪の結晶の研究に没頭し、世界初の人工雪の製作に成功した中谷宇吉郎氏。この前の正月北海道ツアー宿泊地の現白銀荘の掲示物で知った氏。石川県片山津の生まれ故郷に所縁で「雪の科学館」があるので今度行ってみよう。降る雪も積もった雪も、雪の観察は面白い。

今季は1ヶ月に数回の山スキーだけど、なかなか調子よく歩を進める。
でも昨日の好天の影響で雪面は硬く下りの不安が過る。

ツアーコースの出口の急斜度を一段上がるところでシールが効きづらく踏めなくなったのでクトー装着。

この辺りから微かに下山の理由を探り始める。目の前はガスガス真っ白け、時折吹く強風。あと、標高2300mをゆうに超えたのでいつもの高山病。
とりあえず歩を進めるも無木立で地形とか方角とかが難しくなるし、雪酔いとかの心配があるってことで撤退を英断!いや、ほんと、単独行は危険!歩きの人、一人で進んでったけど…。今日は散歩ってことで。

予想通りツアーコースの下山はカッチカチの雪面で修行でした。もしやと思ってコースのちょっと外れの新雪部を滑ってみるもなんとも嫌らしいクラストで一瞬で転ける!

いつも見る看板。いまブログ書いてて思ったけど、位ヶ原山荘目指してお茶しばきに行けば良かった。

下山はまだ11時。ゲレンデはオンピステが行き届いてて気持ちよさそうな緩斜面。死にかけの太腿に鞭を打ち、目指すテクニカルプライズばりのターンを楽しんで無事下山。
標高差500mの散歩でしたが、楽しい週末でした。