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2022年12月29-31日 黒戸尾根とのんびり入笠山

甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根はちょうど昨年の今頃、

私の中の雪山スイッチが入った特別な想いのあるルートなのです。

1日目 

尾白川渓谷駐車場。気合が入ります。

落ち葉でいっぱいの道をひたすら登る。

笹平を過ぎた辺りから地面の凍結が酷くなり

チェンスパを装着。

遥か向こうの山の影から一際白い駒ヶ岳がチラッと顔を覗かせる。

かっこいい駒ヶ岳、待ってろよ。

週末の度に訪れる寒波で相当な降雪があったはず。

けれども足元の雪は踏み固められ、

歩く度にキュッキュッと気持ちのいいを立てる。

次々と現れる梯子

そして13時、予定より早く七丈小屋へ到着。想定していたより疲れた。

それもそのはず、

実は登山口からの夏山コースタイム×0.8のペース。小屋まで6時間。

天気も勿論なんだけど、

やはり小屋の方達の整備•除雪作業のお陰。

冬季は小屋泊まりのメリットが大きすぎる七丈小屋。

暖かくして明日に備えます。

2日目 朝6時 

北風が上空で唸っている。

ネガティブな感情と闘いながらカップ麺をすすすり、小屋を出る。

8合目まで来ると陽が昇りはじめた。

この景色!

朝日に染まる核心ルンゼ。

岩肌はしまった雪で覆われて

アイゼンの爪がよく刺さる

核心スラブは夏道を

今年も無事に山頂を踏めました。

山頂は微風。

陽に照らされると暖かさすら感じる。

ひと通り堪能したら

眼下の絶景に見とれながら下山開始。

刃渡り。ここでの景色も開放的。

そして長い長い下り。

雪がなくなるといよいよ無言に

下山後は尾白の湯で汗を流したら

アグリーブルむかわへ。

評判通りの美味しい料理に舌鼓。

酒飲み2人がワインボトル2本をあっさりと空にする。

柔らかく煮込んだ牛スジ肉。

スタッフの皆さまには温かいおもてなしを頂きました。

3日目

アグリーブルむかわを出発

富士見平スノーパークでゴンドラに乗る

スノシューを装着し、平原を歩くこと1時間。

入笠山山頂へ

この日もほぼ無風。

360°ワイドビューという言葉がピッタリな山頂。

北アルプス、乗鞍、御嶽、中央アルプス、八ヶ岳、そして富士山までがぐるっと一周丸見え。

せっかく来たのだからと

マナスル山荘11:00からの開店まで30分待つ

ほろほろの牛の頬肉が入った、

山荘名物のビーフシチューを堪能した。

晴天に恵まれた2022年の登り納め。

仲間の笑顔と急登とおいしいご飯。

山で過ごす喜びに浸り、

そしまた黒戸尾根に登りたくなるのでした。

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