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2021年7月10-11日夏山教室テント泊に慣れる 八経ヶ岳

2021年の夏山教室は座学に始まり、六甲歩荷、そして近郊ハイクは悪天で中止となったため、

第3回目となるのは大峰山脈でのテント泊。

天川川合から入山、弥山小屋で幕営し、2日目は八経ヶ岳、明星ヶ岳のピークを踏み、再び天川川合登山口へ。

参加したのはスタッフ5名、受講生4名。

受講生の間ごとにスタッフが入り、1時間ごとに受講生が交代で先頭を歩く。

1時間で300m標高を上げる計算で、歩行ペースを掴んでいく。 

 

コンパスを使いながら、ポイントポイントで地形図と地形を見比べる。

今はどこにいる?この先はどういう地形?

 

荷物が重いので足場の悪いところは慎重に

 

狼平に着いたのは開始から6時間後の16:30。

時間的にも体力的にも今日はここで幕営か!?とも思ったけれど、

ここまでにちょっと疲れを見せた受講生から「まだ頑張れます!行きます!」との頼もしい言葉を。

それではもうひとがんばり、弥山小屋へ。

 

明日登る八経が向こうの稜線に見えてきた。

 

弥山小屋に着くと早速幕営。

そういえば私は夏山でエスパースを(まともに)張るのは初でした!

入口のネットの張り方、ガイラインの引き方を改めて教えて頂きました。

今回の山行はコロナ渦ということで、テントでの就寝を別に希望される受講生もおられ、

ソロテント、2テン、4テン×2に。

 

それでも幕営後は小屋前のテーブルを囲んで2班一緒にわいわい。

それぞれの班の料理を食べ合いっこしたり、賑やかなディナータイムとなりました

       

晩ご飯はボクサー井岡のスタミナスープ鍋。デミグラス系でおいしかったです!

朝はジェノベーゼ&生ハム マスカルポーネ添え というシャレオツメニュー

夜が明けて出発前に地形図とコンパスを持って高台に。

この日の行程をしっかり確認。八経へ、明星へと向かう。

 

    
八経までは30分程の道のりですが天然記念物のオオヤマレンゲがいくつも現れ、みんな大はしゃぎ。

 

そんなこんなで、八経ヶ岳山頂はあっという間。

山頂からの展望は、厳かな大峰の山々が連なり、そこに滝雲が見えたりしてしばし時間が止まった様でした。

 

控えめな明星ヶ岳山頂

 

この後はブナ やトウヒからなる原生の森のメルヘンな下りが終ると、ひたすら長い道のりでした。

全体を通して、読図、歩行技術、食事作り、幕営と非常に内容の濃い、山岳会らしい山行だったのででは。

 

コロナ渦で不便の絶えないのは山でも同じですが、試行錯誤しながらも新しい当たり前が出来てくるのでしょう。

 

1日目:天川川合登山口10:30-13:10避難小屋-16:20狼平避難小屋-17:40弥山小屋

2日目:弥山小屋5:20-6:00八経ヶ岳-6:30明星ヶ岳-7:55日裏山-13:00天川川合登山口

 

 

 

 

 

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