今回の山行の主目的は、赤岳~硫黄岳を縦走することと2月に計画している例会の下見をかねて。
当初4名で予定していたんですが、元旦夜に茅野駅で合流するはずだったK内さんは、大晦日を西穂山荘で過ごしたものの、元旦は新穂高ロープウェイが天候不良のため運行を見合わせたこともあり下山がままならず、あえなく不参加。
ということで、2010年山歩渓雪山教室受講の同期3名による構成となりました。
行動記録
1/1 23:00八ヶ岳山荘仮眠室泊
1/2 八ヶ岳山荘8:00 → 9:10美濃戸山荘9:30 → 10:30堰堤広場10:40 → 12:00赤岳鉱泉(テント泊)
1/3 赤岳鉱泉6:50 → 8:15赤岩ノ頭8:25 → 8:45硫黄岳8:55 → 9:20硫黄岳山荘9:35 → 10:30横岳10:40 → 10:55杣添尾根分岐 → 12:00地蔵ノ頭 → 12:15八ヶ岳天望荘13:00 → 13:33赤岳13:40 → 14:05文三郎尾根分岐 → 14:40行者小屋14:55 → 15:30赤岳鉱泉(テント泊)
1/4 赤岳鉱泉9:15 → 10:45美濃戸山荘10:55 → 11:45八ヶ岳山荘
2日は赤岳鉱泉まで。
テント泊ですけど、暖かい小屋で一息ついてみたり。
Nさんご夫婦はアイスキャンディーを試登するのも目的のひとつでした。
3日は晴天の下、早朝より赤岳鉱泉を出立。
稜線に至ると素晴らしい眺望に感嘆する。
硫黄岳山頂への登りに差し掛かると、赤岩ノ頭あたりでは見えていなかった中央アルプスの全貌が。
硫黄岳山頂にて。
硫黄岳の爆裂火口。
横岳方面へ歩を進める。
ハーネスは出立時より装着してましたが、途中、硫黄岳山荘にて小休止してカラビナ類などをセット。
台座ノ頭あたりに至ると富士のお山が姿を表わす。
ここより先は、富士山を左手に眺めながらの道行きとなります。
関西人にとっては馴染みの薄い景観ですね。
奥ノ院への登り。
横岳、奥ノ院に到達。
横岳に至ったとはいえ、地蔵ノ頭あたりまでは難路が続くはず、まだまだ気は抜けません。
三叉峰あたり、杣添尾根への分岐です。
石尊峰にて。
地蔵ノ頭に至る。
お地蔵さんに合掌。
赤岳展望荘にて昼食休憩をば。
寒風吹きすさぶ中、けっこうまいってましたから、こちらは稜線のオアシスって風情。
入って直ぐのカウンターのところまでは、鉄板が敷かれているのでアイゼンを着けたまま入場可です。
食事をしたり、本格的に休憩する場合はアイゼンを外します。
赤岳展望荘前より辿ってきた登路を顧みる。
展望荘を出て、赤岳山頂への登りに取り付く。
山頂までは、本日一の強風に阻まれ、遅々とした進行となる。
赤岳山頂に到達。
キレットから権現岳方面、その向こうには南アルプスが。
蓼科山から北八と、本日歩いてきた道程が一目できます。
感慨に浸るでもなく、とにかく寒かったなあと。
しばし景観を楽しんだ後、下山の途に。
文三郎尾根と阿弥陀岳方面への分岐。
文三郎尾根を下って行者小屋へ、赤岳鉱泉に戻ってお終い。
翌4日はテントを撤収し美濃戸口へ戻るだけ。
途中、怪我なんてアクシデントもありましたが、雪山教室受講後、4年めの成果としてはまずまず。
山行を終え、実際、至らないところは多々あることを実感しつつも、メンバー間で独自に計画して、実行・完遂できたのがなにより、得難い経験なのだと考えています。