GW後半の5/4、5で残雪期の槍ヶ岳に登ってきました。
朝、上高地を出立して槍ヶ岳まで登りつめるのはとてもしんどかった。
槍沢ロッジ
横尾からは吊橋を渡らず、道なりに槍方面へ。
ババ平を経て、槍沢の広大な雪原を歩み行きます。
大曲を過ぎると斜度が増してきます。
少しずつ登りつめて、やっとこさ槍が見えてきました。
けれども、まだまだ遠い。
槍ヶ岳山荘手前の斜面から。
槍ヶ岳山荘に到着。
もうヘトヘト。
それでも、翌日は悪天の予報なので、しばし休憩の後、山頂を目指します。
僭越ながら、初めて体験した雪の付く槍ヶ岳への登頂について少し記しておきます。
槍の肩までならホント体力勝負なんですが、その先は無雪期とは大きく異なり簡単ではない、との印象を持ちました。
岩場でのアイゼンによる登下降はもちろんのこと、ピッケルを雪面に突き刺して確保しながらアイゼンを雪面に蹴り込み登下降することに慣れていなければ相当に危うい感じがします。
登り下りの登山者が行き交う中、当然譲りあうことは必須、待っている間も雪が付いた岩稜に確実に自らを確保しておかないとなりません。
垂直とは言いませんが、かなりな斜度があるところをそんな要領で登下降するわけですから、それなりに経験がなければしんどいかも。
実際、同じタイミングで取り付いた一人の若い女性は、早々に諦められたのか登っては来られませんでした。
もう少し後の時期ならば、雪がとれて条件が変わってもくるらしいのですが、この時の槍ヶ岳は、槍の肩まで来ることができたとしても、誰でもが山頂に至る、というわけにはいかないようです。
槍ヶ岳山頂
西鎌尾根
大喰岳から穂高への連なり
5日早朝の槍ヶ岳はこんなんでした。
前日に登っといてヨカッタ。