ここのところホームページの更新が滞りがち
山行記録を前会長にサポートいただき、それ以外は一人で担当してるんで、ちょっと日々の雑事に行き詰まればそこまで…まあ、そんなもんです。
一応、HP担当として、前回の総会でそんなこともある旨を伝えておいたからエエようなもんですが。
ブログの方も手をかけていないから、独自にアップしてくれはるブログメンバーに感謝するばかり。
でも、けっこうガチ系と言おうか…みたいなのが多いですね..
…..みんな凄いわ。
なので、ちょい気後れしつつ、久方ぶり普通で緩い目の山行もアップしておこうかなと。
で、蛇谷ヶ峰ですが、
先だって古書で入手した「京都周辺の山々」を眺めながら、まだ登っていないし載っているコースが面白そうだったので赴いてみることに。
同書は当時の北山クラブを主催するかの金久昌業氏によるもの。初版は昭和41年となっていますから、ほぼ半世紀前。私が入手したのは、昭和56年4月1日第3版第3印の改訂版ですから、その当時の記述となるのでしょう。
本文によれば、東側 畑バス停からのルートは破線のイメージでけっこう険しそう?
しかして、山と高原地図比良山系(2010年版)やヤマプラを参照してみると、普通に一般ルートとして記されている。まあ、ええか。
JR近江高島駅からバスで終点の畑の集落まで。
昨今は朽木の方から登られるのが一般的なんでしょうね、山頂までにお会いしたのは二人パーティー1組のみ。
集落をぬけて、のどかな里山風景を往きます。
車道を経て、ボボフダ峠へ至る山道へ。
白い細かいのがチラホラ舞い降りてくる 雪か?
途中、道をロストしそうになるも小一時間ほどでボボフダ峠に。
山と高原地図、ヤマプラでは須川峠との表記になってます。
右の稜線を往けば蛇谷ヶ峰
左に往けば釣瓶岳を経て武奈ヶ岳に至る稜線であるよう。
春を待つイワカガミかしら
曇天に雪がチラホラながらも、いい感じの稜線歩きが楽しい。
そのうち反対方向に尾根を辿り、武奈ヶ岳まで歩いてみたいもの。
蛇谷ヶ峰山頂
雪が舞う曇天なので、眺望はイマイチ。
瞬時、武奈ヶ岳方面が眺めやれたり。
この日、普段はガチ系のNかさんが登っているはず、あちらも降ってたんやろうなあ。
しかして、この時期に雪とは…
比良八講荒れじまいとはよく言ったもんです。
北東面を朽木スキー場方向へ下ります。
北山や比良の峠道を歩くにつけ、古人の生活と密着した道であったことに思いが至る。
そんなことどもに想いを馳せるのも一興、更に山を楽しめるわけ。
さわらび草原との掲示に至り、スキー場の管理棟から車道に出て、先の同書に綴られているとおりに入部谷越のトンネルへ進み、車道を武曽まで歩きます。
車道脇の斜面に目を凝らせば、春の花々が
武曽に至り、蛇谷ヶ峰方面を振り返る。
武曽へ向かっての車道歩きの途中から本降りになりカッパを取り出しつつ、しばらく待てばやむかなと車道脇の木の下で雨宿りをば。急ぐわけでもなし、バスに乗り遅れても駅まで歩いたらええかと。
そんな気分になれるのも、同書における金久氏による「まえがき」、「第3版改定にあたって」ならびに巻末の「京都盆地をとりまく山々」にある「京都の山々について」の記述に感銘・共感するところが大であるからこそ。
山への真摯な向き合い方の一例として、機会があればご一読されることをオススメします。
まあ、今時の山人の琴線に触れることはないかもですが。