雪山リーダー山行
参加者:RS、MN 2名
3月17日(土) 晴れ
登山指導センター13:00着 14:20出発
穂高平避難小屋15:35着
3月18日(日) 晴れ
穂高平避難小屋出発2:00
小ピーク3:50
第1岩峰下のコル6:00
登攀具装着後出発6:20
ジャンクションピーク直下7:40
西穂高岳山頂8:50 9:00発
西穂高山荘11:00 登攀具離脱後下山11:20
西穂高岳ロープウェイ乗り場12:10 下山完了13:05頃
昼食後、穂高平避難小屋までピストン
デポした荷物を回収16:00頃 帰阪
仮眠は登山指導センターか駐車場でのテント泊も考えたが、
あいにく、駐車場は修理中で使えず、登山指導センターも
何時頃から仮眠できるかわからないため、穂高平避難小屋で仮眠する。
この避難小屋は、二重扉になっていて、結構快適に泊まれた。
1時起床2時出発。
予定時間は、小ピークまで2時間。
そこから3~4時間で森林限界を抜けられるので、
8時に第1岩峰下部に到達することがとりあえずの目標だ。
暗闇の中、ヘッドランプをつけてトレースを辿る。
ヤマレコは尾根筋から取付くものが多いが、
昨年と同じ沢筋のトレースから登る。
いきなり急登の連続だが、2時間弱で小ピーク(1946m地点)に着く。
ところどころに土も見え、雪も締まっていて歩きやすい。
小ピークから尾根筋に沿って、何回かのアップダウンを繰り返す。
ヘッデン頼りに、がまんの登りが続く。
第1岩峰に近づくとテント泊組3パーティーに追いつく。
ただ、第1岩峰直下にテン泊した1パーティーは先行したようだ。
6時となり夜は明け、笠ヶ岳や乗鞍岳がきれいに観える。予定より大幅に早い。
第1岩峰の下をトラバースすると、独標から西穂高岳までさっそうとしている。
ここから1時間強が急登でこのルートで最も体力がいる。
第2岩峰も登らずにトラバースしてジャンクションピークへ向かった。
JPからは槍から奥穂、ジャンダルムなども展望でき楽しい登攀ができる。
少し危険を感じるところが3~4か所あるが、ワイヤーや残置ロープもある。
ロープは腐ったような感じだが…。
残置ロープのある急斜面を登りきると、西穂高岳の山頂は目の前だ。
山頂着は9時前で予定より2時間以上早い。
西穂高山荘を経てロープウェイ駅に着いたのは12時過ぎ。
深夜の2時に出発してから約10時間で完歩できた。
ロープウェイ駅から、穂高平避難小屋にデポした荷物の回収に戻ったが、
これが結構つらかった。
因みに、仮眠場所の問題がなければ、新穂高ロープウェイ駅の近くで仮眠しても、
1時出発で、12時過ぎにはロープウェイ駅に着ける計算になる。
1Dayの方が、達成感が大きく、疲れも小さな気がする。
もっとも10時間以上歩き続ける体力、特にJPまで6時間を登りきる体力があればだが。
このルートは、3月より前は雪が多くラッセルを覚悟しないといけないが、
3月中旬以降なら登る人も多く、雪も締まり歩きやすい。
しかし、4月になると、下部は雪が解けるので、藪漕ぎを覚悟しないといけないようだ。