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2021年3月24日 伊吹北尾根 大垣新道

伊吹山へはこれまで幾度も登っているが、いつも正面登山口からのピストンに終始していて(アホやなあと思いつつ)、北尾根に目を向けるようになったのは最近のこと。

昨今は、何でもないかような道行きにより惹かれます。
国見峠からとして、せっかくなんで伊吹山に登り上がりたい、静馬ヶ原から国境稜線を辿るのは無理そう、とすればドライブウェイが冬季閉鎖の時期よりなし。

一昨年の閉鎖期早々に計画書を作成して行きかけたが、何でだったか中止した経緯あり。
昨年は山行きを自重気味だったりで、この度、やっとこさ赴けたわけ。
揖斐駅から朝一のバスを利用しようとすれば、西宮から公共交通機関では無理。

大垣駅前のビジネスホテルに前泊した。

養老鉄道揖斐駅から、平日の早朝の春日線バスは、地域の小学生の通学が主務であるようなので大勢で繰り出すのは憚られる。

まあ、今時、2時間ほどの舗装された林道歩きを厭わずにこんなルートを往こうとするのは私くらいか。そんな危惧は不要かな。(^_^;)

 

揖斐川町ふれあいバス 春日線寺本バス停から

国見林道を国見峠へと歩むのは、昨年1月の虎子山以来のこと。

 

尾西の集落の方か? から「どこへ行くの?」と声をかけられたので、

国見峠から伊吹山まで歩こうかと、と返答。

「国見岳はアレだよ、気をつけてね」とのお言葉、ありがとうございます。

 

国見岳スキー場を横目にしながら…
遠目に…リフト横の林の中を尋常ならざるスピードで駆け上がる黒っぽいのが目に入る

…あれって(ー ー;)

 

国見峠着

 

国見峠からの貝月山とブンゲン

 

寺本バス停から国見峠までの車道歩きは2時間とみていたが、そんなにはかからなかったので少し気を良くするも、国見峠から見る伊吹北面はけっこう遠く感じられた。

 

国見峠

大垣山岳協会による偉業、大垣新道はこちらから。
感謝の念を持って歩かせていただきます。

 

国見岳への途上で少々難儀した。
おそらくトラバース気味に道がついているのだろうが、雪に埋もれてて…凍ってるところがあったりでけっこう危なそう…スマホアプリの地形図を見つつ、木と岩に縋って直登したりで時間を要する。

 

チェーンスパイクしか持参してないけど、終日、取り出すことはなし。

 

国見岳山頂

 

国見岳と大禿山間の鞍部で大休止。
谷間の先は濃尾平野かしら

 

手前が大禿山

 

大禿山山頂

 

御座峰へ向かう。

 

御座峰の手前から

稜線歩きの途上、振り返えればいつも能郷白山とその先に薄っすらと白い白山の連なりが眺めやれた。

 

御座峰山頂

 

御座峰に設置された「伊吹山北尾根縦走路について」との銘板。
今日この時、かように遊ばせてもらっていることに感謝。

 

この先ではたまた大休止。
少しくたびれてきた。

 

けっこう近くなってきたけど…まだまだ

 

歩いてきた道のりを眺めやる。
近江側の国見林道が見やれて、虎子山の折はシンドかったなあと思い出す。

 

静馬ヶ原ですかな。

あれが笹又道への分岐やね。

 

ドライブウェイの様子

このあたりの詳細は割愛ということで…

 

あらっ、金糞岳って、まだまだ白いやん。

 

伊吹山山頂へ

 

静馬ヶ原に至る頃には、鈍った体に久々の長い歩きとなりけっこうくたびれていたので、伊吹山山頂に登り上げるのがシンドく面倒に思われた。
とは言え、山頂に至れば、後は勝手知ったる下山の行程なんで大きく安堵。
なんとか明るいうちに下山できました。

 

雑木林や灌木で遮られるところがあるも、稜線上の展望は概ね良好。
稜線上のあちこちでの残雪はザラメ状でよく締まり、踏み抜きもほぼなくむしろ歩きやすかった。

稜線上での道行きでは何やら音がする度にビクッと反応、身が引き締まるばかり。

たいていは枝に残る雪が落ちる音か鹿だった。

稜線の道行きでは、ホンマに鹿をよう見かけた…ちゅうか鹿でよかった

…あの黒いのはちょっと…(~_~;)
また、伊吹山頂からの下山時、7合目あたりだったか、登山道の側に数多くの鹿がいた。

ちゃんと数えてないけど、おそらく30頭以上…こんなのは初めて、花の伊吹山の植生は大丈夫かあ?

 

下山後、バス停で時間を確認してみると、
長岡登山口線(近江長岡駅~伊吹登山口)
令和2年12月5日(土曜日)から令和3年4月25日(日曜日)までの土日祝日は運休
との掲示あり。
あらまあ、危なかった。(・_・;
で、翌日、米原市のコミュニティバスのサイトを見て、はたまたorz
長岡駅~甲津原間のバスが昨年10月に廃止になって、乗合タクシーに置き換わっていた。
近江側にエスケープしても、このバスがあるからとしていたが危なかった。(-_-;)
公共交通機関利用の山行きには厳しさが増すばかり。
伊吹山といえば花の山、北尾根も同様らしい。

時期的に、花は皆無の道行きでしたから、季節を変えて再訪したいもんです。

次は、伊吹に登り上げるのはなしにして、笹又道を下ってみたい。

しかして、まあ面白かった。

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