小豆島２日目
吉田のキャンプ場をフリー組に見送られ
拇指岳 正面壁ダイレクトルート 5.11ｂ/5Ｐ/150ｍへ
ハイ、ドォーーーン
拇指岳
マジでこんなとこ登んのぉ…胃が痛い(；n；)
近所のおっちゃんに「コラッ～！！危ないやろ～」って怒られそう
そんな悪ガキ６人が今回挑みます
取り付きに着くと先行パーティーが２組、我々は３組目
山歩渓の強強Ｔ夫妻は２度目という事でＦ良+私が先駆けを
仰せ付けられ武功を上げるべく順を待つ…………待つ…待つ……
どうも先行パーティーがかなり手間取っている模様（汗）
1Ｐ目 5.7 リード チムニーに深く入り過ぎると進退窮まりそうなので
あまり深く入らないようにそしてパタゴニアのザックを擦らないことに意識
を集中し登る
抜け口が少し悪い、スムーズに抜け出たが先行パーティーがテラスにて
ビレイ中のためしばし待機………待機……談笑……色々と堪える……
どうも、遅いぃーーー！！！
2Ｐ目の終了点テラスが広そうなので先行させて下さいとお願いする。
2Ｐ目 5.8 セカンド （写真は先行パーティー）
フレークに沿って登るルートは浮石が多く気持ち悪い
出だしと終了点直下のトラバースが悪く、先行パーティーを待たしても気が
引けるのでＡ0にてサクッと登り終える。
3Ｐ目 5.9 リード
先行パーティーが居たのでスタート地点が悪く足が無いのでスリングアブミを
掛けてスタート
交代したからには無様な登りは出来まいと気合を入れてフレークを使いアンダー
、レイバックにスメアとムーブ要素満点でパンプに耐えながらもフリーで抜ける
後続のＭ崎さん 3Ｐ目の終了点直下
4Ｐ目 5.11ｂ セカンド
核心部の凹角へ突入するＦ良
Ａ0で抜けようかと思っていたが「アブミ２本あった方がいいです」と
上部から指示が出る。
確かに取り付いてみるとフリーで抜けるにはあと10年掛かりそう！
Ａ0もなかなか厳しそうだ…
Ａ1登攀だが連打されたピトンもグラついて抜け落ちそうなものがあったり、
リングボルトも頼りなくセカンドだがアブミに乗るもの怖い…
このピッチを初見で簡易のスリングアブミで登ったＴ夫妻はやはり恐るべし
存在である
4Ｐ目の終了点から
核心リボルトはされているがこの高度感で5.11ｂフリートライは厳しい
5Ｐ目 5.7 リード
スタート直後１手２手が悪い…どこが5.7やねん！！
いつのながら悪態をつきながら登る
そこからは左にトラバースし階段状にリッジを快適に登り頂上へ
後続のＭ崎+Ｓ吉パーティーを待ち、無事に2組の登攀が終了
お互いの登攀を称え合う
頂上からは港と町が一望出来最高の眺め
「あんなとこ登ったんやぁ、すごいよね僕たち～」
体感的にはどのピッチもグレード以上の登りごたえがあり中々の辛口
今回時間の都合もありＴ夫妻パーティーが登攀を断念
先行させて頂いたことに感謝(･ω･｀*) ｱﾘｶﾞﾄ
そして怖いおっちゃんに見つからずに登り切った悪ガキ４人は達成感に
満たされた。
