休みが紅葉のタイミングにどんぴしゃではなかろうかと、久方ぶり涸沢を訪う。
以前はよく辿った上高地から涸沢までのメジャールートの記憶はほぼ変わりなく、やっぱりええなあ、久しく歩きに来なかったことが悔やまれてしまったり。
ほぼ定刻通りに上高地着。
久方ぶりなんで、やはり嬉しくなってくる。
久方ぶりの徳澤。
いつもどおりに本谷橋で小休止。
見えてきました…
涸沢着。
テントを張り終え、
初めてザイテンを登った時は大感動やったな…などと物思いに耽る。
いつもどおりに生ビールをば。
この度はジョッキではなく、ラーメンも使い捨ての容器となってました。
周囲を眺めながらユルユルと飲って過ごしてました。
食事を済ませ、18時過ぎには就寝。
翌朝のモルゲンロートはお見事でした。
涸沢での明確なモルゲンロートは、初めて奥穂に登った折以来のこと、10数年ぶりか。
名残惜しいけれど、下山の途に。
横尾谷
また、来れるかな…などと考えてしまう。
初めて登った北アルプスの山、その後も幾度も登った焼岳。
平湯行バスの途上でもずっと眺めやりながら、上高地を後にしたのでした。
ウイークデイではあるも、山行を思い立った時点で小屋は既に満杯。
仕方なく、久しく担いでいなかったテントを持ち出しての山行きとなったが、それなり完遂できて、まだ少しはやれるかなと気を取り直した次第。
一度は涸沢の紅葉を見ておくか、との今回足を運んだ動機とは裏腹に、あらまあこんなもんかあ、ってのが正直な印象。
ナナカマドの赤が足らんのかな。
とは言え、酒を飲りつつ穂高の連なりをずっと眺めやるのは、至福の一時であった。
とうとう還暦に至ってしまっては、またあそこらに歩を進める機会はあるのかしら…などとの想いに終始してました。