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2026年2月28日~3月1日ふかふかの果無山脈

2021年11月末に歩いたコースと同じ。前回は途中にアラレや雪が降りだした。二日目に降雪で雪化粧した八経ヶ岳は私の脳裏にある。この縦走で私の醍醐味とするのはふかふかのベッドだ。

龍神村丹生ノ川 ヤマセミキャンプ場で登山準備を確認し、斜面のススキが秋に輝いている小森の集落を通り、果無越えから登り始める。

黙々と杉人口樹林を標高440m登りつめる。この山脈は登りつめさえすれば、和田森1049m、安堵山1184.1m、黒尾山1235m、縦走最高点の冷水山1262.3m、公門ノ崩の頭1155.6m、石地力山1139.8mと、たおやかなピークが連なっている。



落葉樹も葉をつけておらず、歩きながら木々を透かして大峰奥駆道、高野山熊野古道、南西に海を眺望できる。



紀伊半島の中心は山が多く平地が少なく、低山でよく見かける鉄塔でさえも視界に入らない。夜ば街明かりも入り込まないので星の光も美しい。月光でテントに映り込む木の枝さえも愛おしい。


橅樹林が多く、その葉がふかふかの土を生み出し、時に巨木となり神々しく見上げて触れる。
ガサッガサッ、ザッザッ葉は風に舞い、踏み込む足にやさしく何より良質なマットとなり、私たちのテントを優しく迎え入れてくれた。

テントを収納し、薄明りとともに歩きだし、白々とした空が燃え出していく。一瞬、山がピンクになり照らし出されて陰影が明確になると、より山々は立体的に浮かび上がる。



石地力山から歩いてきた縦走路を眺め満足感に浸る

最後のピーク1114m果無山の果無峠は、高野山と熊の報道を結ぶ小辺路との合流点。出発から20kmは登山者と会っていない。小辺路を歩いてやっと登山者と出会う。そして果無峠から道がふかふかでなくなった。

果無集落の梅が春を迎える。