提供:THさん 一面雲海の斜里岳山頂
オホーツク富士とも呼ばれる斜里岳。移動の間一度も目にしていない。
天気も良く、人気の百名山。登山口は賑やか。
コロナで宿泊営業は休止中の清岳荘から歩き出す。
鉄分を含む赤っぽい沢を何度も徒渉しながら、じりじり高度を上げていく。
撮影:THさん
下二股で旧道と新道に分かれる。旧道は滝を登っていくので、登り推奨。
目印が付けられているが、間違うと下るのは困難なので慎重に進む。
滝の脇の岩場を登ったり、へつったりスリリングである。
斜面にはお花が咲き乱れている。青空が、水しぶきが、緑が、すべてが眩しい。
羽衣の滝
広い岩肌一面に衣を被せるような羽衣の滝、
ひな壇のような七重ノ滝と竜神ノ滝が交わる。
撮影:THさん
最後の霊華ノ滝を上り詰めると、一面に鮮やかな緑の斜面が広がる。
撮影:THさん
胸突八丁の急登に耐え、馬の背に登り上げると、
目の前には昨日歩いた知床連山、国後島の爺爺岳が雲海の上に浮かぶ。
撮影:THさん
山頂から頭だけ出た山を見据え、また次の山行に思いを馳せる。
帰りは上二股から新道を行く。熊見峠までは絶景の稜線。
何度もカメラを構え、同じような写真を何枚も撮ってしまう。
尾根の端からは元の沢筋に向かって劇下りとなる。
火山ならではの複雑な地形が、縦走しているような、
バラエティ溢れる面白いルートで、大満足の山行になりました。