常念東尾根。
雪山1年目から憧れていた、積雪期限定ルートに行って来ました。
3年前から条件が揃わず、山歩渓の先輩方による敗退や山行の中止が続いたルートです。
鳥川林道は影になっているところが凍っておりチェンスパが必要でした。
鉄塔巡視線路の入り口から取り付く。
斜面はしっかりと雪が乗っていて、急登の少ない歩きやすいルート。ここを延々と登る。
先輩方の話では、雪が少なく、笹を掴んで登ったとか、延々ラッセルで前常念までしか行けなかったとか、トラバースが恐しいとか。
その先輩方も驚く程、歩きやすいルートになっていた様です。
一瞬、樹林の切れ目から、前常念と常念岳が姿を見せる。
森林限界手前のP2178。
樹林に守られ静かな幕営地で明日に備える。
食担の先輩の晩ごはんは手作りソースのトマトスパゲッティ。
運動後はトマトの酸味が沁みますね
(レシピはこちら)
夜明け前、16:30出発。
厳しい寒さはなく、もう春山なんだなあ、としみじみ。
付近の白い山々が少しずつ浮かび上がる。
山々に囲まれているんだと実感する瞬間。
午後にかけて次第に西風が強まる予報で、
雲の流れる様子が気になる。
途中、岩が露出したところやトラバースなど現れ慎重に通過する。
前常念を過ぎ鞍部へ降りるといよいよ山頂へと用意された吊り尾根に出る。
左右の景色が広がる。
先輩方にとっては正にビクトリーロード。
そして常念的360°絶景!!
今回は最高のコンディションに恵まれ、
初チャレンジの私も運良く山頂を踏む事が出来ました
雪山は奥が深い。
1日目 須佐度ゲート7:14ーP2178(幕営地)
2日目 P2178(幕営地)4:30ー6:15前常念ー7:10常念岳ー7:50前常念ー9:00 P2178 9:40ー13:35須佐度ゲート