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2025年3月8-9日 鳳凰二山-薬師岳・観音岳

景色が綺麗だという鳳凰山へ、テン泊装備を担いで行ってきました。
なにやら「オベリスク」なるものが見れたり、日本を代表する山々が見られるとか。美しい景色への期待が高まります。

【1日目】

1日目は夜叉神駐車場から南御室小屋まで。チェンスパを履いて上がります。

本日の私のザックは分担装備も含めて15kgほど。おそらく他の方はもっと重かったのでは・・・
体力のなさを痛感します。

南御室小屋までは樹林帯が続きます。夜叉神峠を越えて、杖立峠→苺平へ🍓

約8時間、アップダウンを繰り返して南御室小屋へ到着。
冬季小屋は空いていましたが、せっかくテント持ってきたし。ということで、テント設営。

水場は枯れてませんでした。水場の横にヤマネがいたようです。見たかったなあ~

テントの中はガスを付けるとあたたかくなりました。しばらくテントの中で団欒。だらだらとおやつやお酒で過ごし、夕方調理開始。本日のメニューは豪華「ビーフシチュー」。数年前のこのブログからヒントを得てくださったようです。

トマトの酸味とワインのコクが効いたシチューで、とてもおいしかったです。

食事の後はホットワインに。シナモンまで持ってきてくださっていて美味しくいただきました。
身体も温まって就寝。夜中はだいぶ降ったみたいでしたが、夜明け前は満天の星空が見れました。

夜叉神峠登山口駐車場~夜叉神峠~杖立峠~苺平~南御室小屋
距離7.8km(行動時間約5.5時間)

【2日目】

次の日は5時すぎ南御室小屋を出発。本日はアイゼンを履いて上がります。
空は明るくなり木々の間からご来光が見え始め、雪の上にオレンジ色の木漏れ日が落ちてきました。

そしてしばらく歩いて砂払岳に到着。振り返ると・・・

雲海に浮かぶ富士山!朝日に照らされ、圧倒的存在感で輝いていました✨✨✨

目の前には真っ白な白根三山。左から農鳥岳、間ノ岳、北岳、仙丈ヶ岳へと続きます。

写真はいっぱい撮りたいけど、まだ先へ急ぎます。今日は予想以上にいい天気☀
この先にも素晴らしい景色が待っているはず。

薬師岳小屋手前で薬師岳が見えました。かっこいい~~!

薬師岳小屋の冬季小屋は水場がないようです。
薬師岳小屋からほどなく、薬師岳山頂に到着。ここも素晴らしい景色です。遠くの山々の景色も素晴らしいですが、風化してそそり立つ岩々が作り出す不思議な世界がありました。


風は予想以上に冷たく、爆風で容赦なく頬に打ち付けます。バラクラバをするもサングラスが曇り、着けては外し、着けては外し・・・

しばらく行くと八ヶ岳も雲の彼方に見えてきました。

背後からは富士山がずっと見守ってくれています。
そそり立つ岩々を越え、雪原を渡り、アイスバーンの山肌をアイゼンの爪で注意しながらトラバースして観音岳へ。

観音岳登頂!前方には地蔵岳にそびえるオベリスクが。かっこいい~~!
その向こうに八ヶ岳も。

西側には白根三山。南に富士山。
そして鳳凰ブルーの青空。これ以上のものはないくらいの素晴らしい景色に感動✨✨✨

しばらく景色を堪能して下山の途につきましたが、下山中も前には富士山、横に白根三山。
素晴らしい景色の中しばし雲上の山歩き。(景色に見惚れても足元には注意です!)

南御室小屋に帰ってきてテントを撤収。ここからはまた重いザックを背負って下山です。

苺平を過ぎ、杖立峠まで来ても、空気はヒヤッとして冷たい。
「鳳凰山へ行く」と言った時に皆さん口を揃えて「寒いよ」と言われた意味が分かります。

夜叉神峠まで帰ってきました。最後に白根三山にごあいさつ。
いいお天気の鳳凰ブルーの中、日本を代表するワンツートップの山と神秘的なオベリスク、雲に浮かぶ幻想的な八ヶ岳まで盛りだくさんの素晴らしい景色を楽しむことが出来た山行でした。

南御室小屋~砂払岳~薬師岳小屋~薬師岳~観音岳~薬師岳~薬師岳小屋~砂払岳~南御室小屋~苺平~杖立峠~夜叉神峠~夜叉神峠登山口駐車場
距離13.2km(行動時間約8.5時間)