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2025年1月2日氷ノ山ぶん回し山スキー

「ぶん回し」を辞書で引くと円を描くコンパスの意味だそうで、登山となると氷ノ山を東尾根から登り鉢伏山までぐるっと描く行程が出てきます。無雪期がメインだそうですが一人でスキーを使って歩いてきました。
今回は歩きメインなのでバックカントリースキーではなく山スキー。

朝7時前に氷ノ山国際スキー場の駐車場に到着して7時半発。
スキーの機動力を活かすため春用の鱗板にしたけど、最後まで雪が腐らず鱗が効かなかった。

オープン前のスキー場の端をハイク。
グルーミングバーンが気になるけどグッと堪えて。

東尾根の避難小屋。鉢伏山まで同じ造りで4軒あります。

東尾根から少し歩くと急峻になるのでスキーを脱いでシートラーゲンで。

スキー板を背負うと頭上に高く聳えるので枝に引っかかってとにかくイライラ。

尾根が広くなったらスキーを履いて歩いた方が楽なので再びモードチェンジ。

地形図を見ながら真っ新な雪面にトレースを付けるのは雪山の醍醐味。

日中はほとんど山頂近くに雲が立ち込めてガスの中。
氷ノ山越から来た人4名ほどが休憩中でした。
ちょいと休んでから板を履いて滑走モードで北西尾根を滑ります。

甑岩を巻いて氷ノ山越手前でシートラーゲン。度々のモードチェンジの判断もまた楽し。

氷ノ山越から踏み跡なくなる。
稜線を辿るだけなので視界のルーファイだけで読図ルーファイは不要。
この行程の最大の難所はこの天狗岩。

急登はピッケルをシャフト横向きに刺して(?)手掛かりにして登る。踏み抜きがほんと煩わしい。

ピークを越えて少し歩き、布滝頭でモードチェンジ。これ以降ずっとスキーで。

スタート地点から見えてたハゲ山の稜線(1171.6〜1019)。
やっとスキーを履いてきて良かったと実感。(ハイクではワカン、スノーシューみたいに踏み抜きには役に立ってます)

稜線から外れたい気持ちをグッと堪える。廃ゲレンデ?

ついつい踏み跡を振り返ってしまいます。

約7時間で鉢伏山到着。
滑って降りたいけど頂上直下のバーンは滑走禁止だったため、立入禁止のロープを再度くぐるわけにもいかず仕方なくリフト一本乗って下山。

ゲレンデ下部まで滑って、担いできたハイキングシューズに最後のモードチェンジで履き替えて2kmほど車まで歩き。

いつも滑りメインなので久々の縦走スキー登山となりました。