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2024年9月28〜29日笠ヶ岳ハイク

トレーニングを兼ねて日本百名山の笠ヶ岳へ。
ブログ担当は2回目の笠ヶ岳ですが、北アルプスの縦走路から外れて若干地味な印象のせいか(失礼!)、前回の記憶がひとっつも思い出せないことが奏功して最高の景色を堪能してきました。

スタートは新穂高の登山指導センター前…ではなく鍋平駐車場から。
金曜晩に走って深夜1時頃に深山荘前の無料登山者駐車場に着くも満車で入れず。
標高差150mの下りからスタート。

登山口に着いたら笠新道を1500m登って一気に稜線まで。
例年登山口にじゃぶじゃぶ飲み水がホースから出てるのにこの日は一滴も出てない…。ここで水を汲むつもりだったのでわさび平小屋まで歩くことに。テン場の水場は8月中旬には涸れたので飲み水+3リットル程度担ぎ上げました。(笠ヶ岳山荘では1リットル限定200円で購入可能)

この週末は予報が思わしくなく周辺の小屋でもキャンセルが相次いだようですが、時折視界が開けて西穂奥穂の稜線を楽しませてくれます。

笠新道って杓子平までは急登なので登山道は九十九折りになってるんですが、折り返したら斜めに上がらずほぼ水平が多いと思う。あと乗ったり跨いだりの大岩が多くて腿上げ多発。なので1100mを登るのに4時間も掛かりました。
杓子平の絶景は草紅葉が広がると思いきや今年は残暑が続いて紅葉が進まないようです。立木なんかはすでに落葉してたり。
出鼻挫かれまくりですが進みます。

抜戸岳で稜線に上がるも雲多し。

チングルマの綿毛は色が抜けて終わりの頃。

ウラシマツツジでしょうか?
時折群生して目を楽しませてくれます。

テン場、笠ヶ岳山荘、笠ヶ岳の順にあるので、まずは設営。
急拵えのパーティなのですべて個人装備です。

設営後は防寒着や財布など必要最低限の装備で晴れてるうちに笠ヶ岳へ登って”でん”。
そそくさと降りてきて笠ヶ岳山荘でテン場の受付(2000円/人)とビール(600円)を購入。
小屋は満室かな、大盛況でした。

やっと運が回ってきて夕焼け時は絶景。周囲でヤバいヤバいの連呼。
岩のテーブルを囲んで控えめに宴会をし、寒くなってきたので各自テントに入って晩ご飯しておやすみなさい。

二日目は4時起床して5時ちょうどに出発。

笠ヶ岳東面が日に照らされ雲海には影笠が。北方向には黒部五郎岳に薬師岳。
出発時に月が出てて期待はしてましたが想像以上に晴れて今シーズン最高の稜線歩きとなりました。(あまり歩いてないけど)
あと雷鳥も3羽見つけました。

楽しい稜線歩きは弓折岳まで。
画像は大ノマ乗越。周辺の大斜面をスキーで滑る景色を想像しながら。

鏡平山荘で槍を望んでCLはカキ氷を。SLはかき揚げうどんを。
ここの名物らしくコーヒーフロートと飛ぶように売れてました。寒いんだか、暑いんだか。

車道に降りたら山葡萄を摘んで食べたり、わさび平でトマトを食べたり。
最後の新穂高の駐車場の登り150mを諦め、CLにロープウェー使って車を取りに行ってもらって帰路につきました。