JUGEMテーマ：山行記録
1日目
GWの高速の渋滞。立山からケーブルに乗り継ぎ、室堂に着いたのは15:00だった。
観光客とすれ違い、小屋の晩御飯に間に合うか気にしながらいそいそと雷鳥坂横の尾根筋をを登り、
17:00過ぎ、本日の宿である剱御前小舎に着いた。
2日目
未明から強まった風がガタガタと小屋の戸を鳴らす。
風は午後にかけて次第に弱まる予報だったため5時出発を6時に変更し、幸せな二度寝の後に小屋を出た。
私たちのいる斜面のはるか上の方、
前劔付近からだろうか、折り返して来たパーティと互いに視線を送り合う。
不安定な足場のトラバースで何度か突風に押され、その度にバランスを失いかけた。
前剱に着くとその先はノートレースだった。
今回ルート核心の雪壁が視線の先に見えてからビクビクしていたが、とうとう見上げるところまで来てしまった。デカい。
途中までは岩場を辿り、その後は雪面に取り付き、前爪で一気に上り詰めた。
岩場を慎重に通過し、2999mの剱岳に着いた。
山頂では源次郎尾根側から次々とパーティが上がって来て、皆さん晴れ晴れとしたいい笑顔だったのがとても印象的だった。
再びカニのヨコバイを下る
先程登った雪壁をクライムダウン。
雪壁は気温の上昇に加えて、多くの人で穴だらけでもろくなっていた。
先頭SLさんが新しい場所に安全なステップを刻んで下さり、私達は安全に降りる事が出来た。
剱沢からの登り返しは本当に体に堪え、
雷鳥荘に着いた時は疲労困憊。
出発から12時間経っていた。
雷鳥荘のお風呂で汗を流し、
暖炉を囲んで体力を回復させた。
明日は室堂に到着する別の例会組と合流予定。
立山編に続く。