コンテンツへスキップ

10/25 巻機山 割引沢〜ヌクビ沢 北国の紅葉🍁の谷やで

百名山の巻機山に沢沿いから上がる企画です✨

沢といっても本格的な沢装備は不要で、沢沿いに作られたかつての一般登山道をメインに上がるルートです。でも現在は整備は十分ではないので、ほぼバリエーション扱いになります。谷筋は雪解けが遅く、雪が降る前のこの限られた時期が適期です。

谷で日が当たりにくい為に雪解け遅く、春の花のイワカガミや、アジサイや、トリカブトが、鮮やかに色づいた紅葉の木々の中で咲いていました。

リーダーのKマウンテン先輩と、J子先輩と、私の3人パーティで行ってきました。

桜坂登山口から先ず割引(ワレメキ)沢に入って、分岐点で支流のヌクビ沢に入ります。

難しかったのは靴👞選び。沢登りではない。でも、多少水の中に入るシーンもありそう。テレビではガイドさんがアプローチシューズがオススメと言ってたらしい。リーダーは水陸両用のアプローチシューズ(水が抜ける穴がついてるそうな。)。J子先輩はアルパインで使ってたアプローチシューズ。私は、、普通のトレランシューズ。。😅

頂上避難小屋で泊まる予定なので、お泊まりセットも持ちます。冬用のシュラフやら、お湯入れたテルモスやら、コッフェルやらを持ってたのでそこそこの重量に。

始めはこんな感じで、岩をぴょんぴょんと飛び越えながら行く

トレランシューズは‥こんな岩場では滑り気味です。土の部分を歩く時は掴みはいいのだけどね。

沢沿いの登山道😆
足元どんどん危うくなってくる
吹上ノ滝

この滝の右岸(写真では左側)にある草つきの細いトラバースで、滝を高く巻いていきます。

岩についた泥がごそっと丸ごと取れたりするし、掴んだ岩はグラグラしてるし、肝心なところの鎖は切れてて無いしで、先行する先輩2人が細かく注意箇所を教えてくれます。

「草に頼り過ぎると、🌱はスポッと抜ける時あるから頼りすぎないように」と先輩。

吹上ノ滝を超えると、すぐにゴーゴーと音をたててる立派な滝が登場!アイガメの滝です。

アイガメの滝
正面奥に見える突き出た岩が「天狗岩」

天狗岩が正面に見えて、沢が分かれるところが、支流のヌクビ沢との分岐です。ヌクビ沢は右へ。

布干岩 4段30m

洗濯物🧺ようさん干せそう!

行者の滝

さらに三嵓沢との分岐です。左側にはヌクビ沢側の行者の滝が見えて、右側には三嵓沢に入る方の滝が見えます。三嵓沢の方に入ってしまうと沢登りになるみたい。先行者が行者の滝の上で「こっちやで」みたいな感じて手を振ってくれました。

行者の滝の左岸側を巻いていきます。

出発から3時間、「まだ3/5きているか、いないくらいか」と話す。なかなか長いな、この沢!

やっと見えた稜線

ここまで2度ほど、ニセピークならぬ、ニセ稜線があった😆いや、それまでも分かってたんやけどね、稜線はまだまだ先って。

前も後ろも、まさに🍁の谷
このグラデーション!

最後、谷から稜線に乗り上げる草付きの急斜面が私的には怖かった。ステップ切られてはいるものの、左側見たらほぼ崖やん。

「これは滑られへん!」必死で草🌱や枝を掴みながら確実に慎重にゆっくり進む。先輩2人はひょいひょい。

✨割引沢山頂✨

避難小屋で一泊する予定やったけど、予定よりも早く登れたのと、翌日は雨予報だったので、このまま下山することに。

泊まり装備で、歩荷訓練にもなったねと皆で笑う😆

6号目展望台からヌクビ沢が見えた
沢を見つめる先輩の背中から、色々な想いが伝わる

企画に今回初めてのっかっただけの私。それに対して先輩2人は、前々から人伝にこの沢のことを聞いていたりして、悪天やその他の事情でこれまで機会が得られなかった。今回、紅葉🍁に見守られながら登ることができました。

改めて、🍁に彩られた谷だと思った。

J子先輩が用意してくれました。エビのビスク鍋とローストビーフ、パンラスク添え。シメにスープパスタ😍これって避難小屋クオリティでは無い!

井戸尾根の下山は、山が私達がこの山に登って来たのを祝ってくれているかのような🍁の喝采

今回、バリエーションに不慣れな私を先輩2人がずっとサポートしてくれました。いつも生暖かい?目で見守ってくれるKマウンテン先輩と、人生が山そのもののJ子先輩。大好きな先輩2人と同じ目標を持って山に登れるということがこんなに嬉しいものだなんて。。🥹

終始危うい足元のなか、緊張感切らさずに登れたのはお二人のおかげです。

紅葉の盛りの山で、一つ大切な想い出が出来ました。ありがとうございました。

 At that moment,

we were lost in the Scarlet Peaks.