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2025.5.25 夏山教室 六甲山 歩荷トレーニング

5月25日(日)夏山教室で6月と7月に予定する八ヶ岳、北アルプスの修了山行に向けて歩荷トレーニング。毎年恒例の六甲山(芦屋川駅〜芦屋川ロックガーデン〜有馬温泉:六甲を代表するゴールデンコース、距離12km)、今回は受講生9名とスタッフ8名の合計17名が参加した。予報では降水確率60%、朝から霧雨降りレインウエアでの山行は確実と思われたが、阪急芦屋川駅に到着した時には雨は止んでいた。当日の雨予報にもかかわらず駅前公園は思いのほか大勢の登山者で溢れていた。歩荷トレの季節なのである。

山芦屋公園に集まった17名は事前に指示されたザック重量(女性13kg、男性15kg)のチェックを受け、続いてザック位置調整、重いザックを担いだ際の歩き方のコツなどスタッフからの説明を受けた後、いざ出発!at 9:30

「あれ?雨も降りそうになさそうやし、太陽も雲で隠れてるし、気温約20℃で、今日は最高の歩荷トレーニング日和やん!」とあるスタッフの喜びの声。お天道様から嬉しいプレゼントが送られたようだ。

歩きはじめてほどなく六甲登山口に、そして滝の茶屋、高座の滝に到着at10:00、トイレ休憩をとりロックガーデンへ!とまもなくチェーンのついた急勾配の岩が突然現れ、テンションが上がる。

岩場を過ぎて途中登りの隙間から横を向き海の方を見ると大阪湾が見渡せた。風吹岩(430m)に到着at11:00、10分のドリンク休憩をとり、次は雨ケ峠へ向かう。前日まで降り続いた雨で泥濘みが所々にあったが想像した程ではなかった。緩やかな坂が続き地味に疲れる道程を超えて雨ヶ峠に到着at12:15。此処の東家で小腹を満たす10分のエネルギー補充休憩をとる。

この先、本庄橋跡をすぎ、少しすれば急登が断続的に続く「七曲り」があり頂上まで高低差250mを一気に登る。体力と根気を試される歩荷トレの本番区間である。

七曲りを登る受講生とスタッフ

七曲りではザックもずっしりと重く感じる。脚・腰・肩に負荷で徐々に呼吸も荒くなってきたら声をかけを行い、状況に応じて進行ペースを緩める。そうやって漸く無事に全員一軒茶屋に到着at13:40

車道を渡った向こう側の整備された休憩場でランチ休憩する。と急に寒さを感じる。ザックにぶら下げた温度計は14℃を指していた。神戸の日中の気温は朝と変わらず20℃と上昇しておらず、高低差約900mを登ってきたので頂上付近は約6℃気温が下がっていたのだ。

そんな予測をして上着を持参してきた人もいれば何も用意してこなかった人もいた。兎に角、行動着は夏仕様なのでレインウエアを着込むなど、それぞれが何らかの体温調整の手段をとりランチタイムとなった。

at14:00 昼食を終え、トレッキングポールを携えて有馬温泉へ下る。下る途中に何か不思議なものが生えていたので家に帰って調べると銀竜草という光合成をしない腐生植物というものだと知った。

銀竜草 白い竜に見える

at15:30 有馬温泉に到着。こうして、今年の夏山教室の「ボッカトレ」も無事終了となった。さあ次は修了山行に向けてさらに体力アップだ!