停滞していた寒波が去り春の日差しを感じる週末、冬の伯耆大山へ行ってきました。
夜明け前から雲一つなく。ガスに包まれる事の多い伯耆大山で間違いない大晴天。一番近い駐車場は6時半前にはすでに満車。おかげで少し離れた駐車場から雪の北壁を見ながらみんなで準備する事ができました。

冬の伯耆大山ははじめてですが、木々の葉っぱが落ちこれから進むルートが気持ちいいくらい見渡せ。春〜秋までとはまったく違う山に思えます。

6号目の避難小屋を過ぎると、風が穏やかな予報でもあってもやはり大山。日本海からの風が吹きつけます。

8号目からの木道は跡形もなく雪に埋まり、なだらかな雪の斜面が青空に映え美しい。

今年は雪が多いので剣ヶ峰までの稜線もしっかり道ができていて、進む登山者も多かったようです。私達もリーダーの後をついて途中まで。
そこには寒さを忘れ、いつまでも眺めていられる美しい景色がひろがっていました。いつかはこの先の剣ヶ峰まで行ってみたい!

下山は元谷を通り、リーダーが程よい斜面を見つけてくれみんなで滑落停止の練習開始。身体を翻しピッケルを雪面に差し込み停止するのですが、はじめての私は考えてる間に普通に滑って降りてしまいました…
リーダの合格!が出るまでみんな妥協なく自ら滑りに行きます。

雪山は美しい反面、夏山にはない恐さも感じます。考える前に自然と身体が反応するよう。リーダーの甘い合格は出してくれない所がいい!
翌日は雨予報で予定の蒜山はほぼ中止予定でしたが、米子泊にしたおかげで時間に余裕もあり。居酒屋で宴会!その後、翌日山行だったらありえない地元の渋いスナックと梯子し、先輩方は〆のラーメンまで!山でなくても今を楽しみ尽くす姿がとても眩しかったです。

はじめての冬の伯耆大山はよき思い出になりました。
山行時間6時間30分 距離7.2km登り989m下り938m