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2025年2月15日〜16日 大山北壁滝沢リッジ

数ある大山北壁アルパインルートの中でも難易度高めの滝沢リッジを4人 2パーティーで狙う。

AM6:20 元谷小屋を出発。気温は暖かく周囲はミスト状の霧でトレースが見つかりにくい。 天候の変わりやすい気まぐれな大山では珍しい晴天。 高めの気温で溶かされた雪は氷のように固められ、 アックスとアイゼンの爪が効きやすい。 灌木のない雪稜では支点をとる事ができない。 今回は1日目の講習で習得した “スノーバー(スノーハーケン)”を雪に刺し 支点を構築。

元谷小屋6:20→7:20取りつき、7:30登攀開始→12:00稜線(登攀終了)→13:20元谷小屋

<取り付き>弥山東陵取り付きを過ぎて、谷筋から稜に向かって斜めに切り込んでいく。稜に乗ったら岩壁の前で雪を踏んで足場を作りロープを出した。50mロープを使用した。

1p:岩を右に巻く。斜面が立ち少し難易度高め。40mほど登って近くの灌木でピッチを切る

2p:核心ピッチ。さらに立った斜面を登り、岩を右に巻く。巻いた先でまた一段左側に登らなくてはいけなくなるがそこが一番の難所。アックスをきめて、ボルダームーブ!ほぼロープいっぱい登り、ちょっとした岩の手前でピッチを切る。その先はどうも岩のない雪稜がちらっと見えたのでトップを交代した。

3p:長い雪面。ロープを少し残してピッチを切った。

4p:ちょっとした岩を登るとさらに雪面が広がる。ロープいっぱい無理して登る。スノーバーで支点を構築。ガチ落ちしないピッチだったのと、スノーバーがバチ効きだったので問題なくビレイができた。

5p:さらに高度を上げる。雪がたっぷりでランニングが取れるところはあまりない。乗っ越し手前でピッチを切る。35mくらいロープを出した。

6p:ナイフリッジ。乗っ越し手前でピッチを切る。

7p:乗っ越してからロープいっぱい雪面を稜線に向かってひたすら登る。

8p:さらにロープいっぱい雪面を稜線に向かってひたすら登る!!ビレイは肩がらみにトライ!

9p:コンテで山頂へ 

頂上は雲海の広がる白銀の世界 登頂してグータッチ お互いの無事と健闘を称えて 念願の滝沢リッジ登攀成功!!

下山はアルパイン部お決まりの 爆速の下山でした www

おまけ….

クライマーで大盛況の元谷避難小屋は1階も2階も隙間なく…

夜の食事はお出汁の効いた餅巾着♡うずらの卵、お肉も入って栄養も取れるお宝袋を胃袋におさめて