暑いやろうなあと思いつつ、引き続きの北山です。
先日の天ヶ岳方面とは、大原を挟んで反対側ですから、本来は東山とするのが適切なのか???ようわかりません。
日ましに盛夏の様相が進捗していくのを体感する折、各人の頭の中は遠方への山行計画で一杯なんで、しばらくは京都北山の低山歩きも見合わせておこうかとの雰囲気の中、それでも飽きずに赴いてしまうわけですから山の魔力は厄介だ。
ただ、深入りはせんとこうねと奥まった地域は避けて、京都市街からちょいと突き出たあたりを歩いてきました。
大原バス停から三千院方面にずっと進み往きます。
「大原の里十名山 ②大尾山登山口」と表記されています。
ちょいと道を外れて音無の滝へ。
側にあった立て札に滝の名称の由来が記されていました。
音無の滝
聖応大師良忍上人は、来迎院を建立して天台声明(しょうみょう、仏教の儀式音楽)や融通念仏宗を興された高僧でした。
その上人が、この滝に向かって声明の修行をしていると滝の音と声明が和して、ついには滝の音が聞こえなくなったという故事からこの名があります。
へぇ~、そうなんや。なるほどね。
ルートに戻ると、しばらくは沢筋を往きます。
しかして、メンバーが思わぬ災厄に見舞われることになろうとは・・・、惨劇に気づくのは行程の中盤を過ぎてからになる。
こんな感じのところが続き、
やがて急な登りに移行して、
大尾山に到着
ここから少し先で林道に合流して、しばらく進み、再度、山道へ分け入る、
仰木峠に到達、
こちらから永井山~横高山間は、京都トレイル東部コースの一端で、
幾度も京都トレイルを例会として開催してきた同行のO森さんが領分とするところ。
水井山
横高山
かつて訪れた根本中堂の荘厳さに後ろ髪を引かれる想いはあるものの、横高山よりは比叡山方面へは向かわず、まだ歩いたことのない横川中堂から三石岳~八王子山を経て坂本に至るルートを往きます。
ここにきて、足に違和感を覚えたS喜さんが足元をチェックしてみれば・・・、本日の惨劇が顕になった。
S喜さんのソックスを見ると、ところどころ血まみれ(は大袈裟)に(~_~;)。
あな恐ろしや!
これはもう、あやつの仕業に違いない。
エイリアンもどきが飛び出すかと思いきや、既に退散したらしくそれはなかった。
ご本人によれば、4ヶ所ほどやられていたみたいです。
ちょい短い山パンツ履いてはったからね、狙われやすかったんでしょう。
まあ、実害ってそんなにないんですけど、気持ちいいもんではありません。
八王子山
麓の日吉大社の一角に至り、JR比叡山坂本駅まで歩いてお終い。
ブログ担当としては、空きの休日、夏山へ向けての足慣らし的な意味合いで設定した山行だったんですが、北山のややこしさはほどほどに、歴史ある地域に跨る峠道の道行きは、眺めて感じて味わうべきシーンが思いの外多いことを再認識した次第。
関西圏ならでは? 近場の山行きも捨てたもんじゃありません。
京都北山への山行は秋口から再開して、来るべき雪のシーズンに向けての北山歩きに備えたいと考えています。
次のシーズンはどうなんやろう、降ってよ 雪。